ふるさとの誇りを未来へ「つなぐ棚田遺産」の募集開始 農水省2021年11月16日
農林水産省は11月15日、優良な棚田を認定する「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」で推薦地区の募集を開始。棚田地域の振興に関する取り組みを積極的に評価するとともに、棚田地域の活性化や棚田の持つ多面的な機能に対する理解と協力を呼びかける。
2019年に棚田地域振興法が施行され、約2年が経過。法に基づく、指定棚田地域の指定や指定棚田地域振興活動計画の認定が進んでおり、棚田地域の振興に向けた取組が着実に広がっている。農水省は、改めて優良な棚田を認定する取組として、「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)」の推薦地区を募集。同取り組みでは、「農産物の供給の促進」や「国土の保全、水源の涵養」、「自然環境の保全」、「良好な景観の形成」、「伝統文化の継承」、「棚田を核とした棚田地域の振興」などの視点で優良な棚田を、候補地として市町村から推薦を募る。これらを有識者委員会で審査した上で、「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」として農林水産大臣が認定する。
「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に認定された棚田は、農林水産大臣名の認定証を授与し、農水省ホームページで公表される。募集期間は12月15日まで。応募の際は市町村は、棚田地域の振興に関する取組を行う団体と協力して推薦書を作成し、都道府県に提出。都道府県は、推薦書に所見を付して、応募用特設サイトに提出する。
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