被災跡地の農産物栽培拠点 障害者活躍の現場など野田大臣が視察 KDDIエボルバ2021年11月18日
野田聖子内閣府特命担当大臣は11月13日、KDDIエボルバの農産物栽培拠点「幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜」(宮城県東松島市)を来訪。「幸満つる郷」での農産物栽培・販売を通じた地域コミュニティや、障がい者が働きやすい職場環境などについて視察した。
施設で栽培した野菜と自家製ソース・ジャムを手にする野田大臣(中央)と、
幸満つる郷の溝江健太郎所長(左)、KDDIエボルバの若槻肇社長
KDDIエボルバは、野田大臣をはじめ、東松島の渥美巖市長など関係者に「幸満つる郷」における農産物栽培・販売を通じた地域コミュニティの活性化や、障害のある人々が働きやすい職場環境・体制・地域雇用への工夫、自然再生活動への参画などを紹介した。
「幸満つる郷」は、SDGs未来都市の東松島市と連携し、「農福連携」に被災地復興、地方創生の視点も取り入れて活動している。大津波被害を受けて居住禁止区域に指定された地区を畑として利活用できる土壌に育て、30品目以上の農産物を栽培。農産物の栽培だけでなく、販売接客やボランティア、地域イベント参加などの一人ひとりの個性を尊重した職場づくりを行っている。
視察の中で野田大臣は農福連携による地方創生の実践に触れ、「地方創生の事例としてすごく感動した。農福連携を体現し、これからの農業を立て直すマンパワーとして向き合っていることを、すごくうれしく思う。農業と流通のいい共創ができ、障害者に支えられるような事業体を作ってくれている。今後、応援できることを考えたい」と感想を述べた。
「幸満つる郷」の施設内を視察
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