鳥獣被害 161億円 前年比3億円増-2020年度2021年12月1日
農林水産省は2020年度の野生鳥獣による農作物被害状況を都道府県からの報告をもとに、全国の被害状況をまとめた。
被害金額は約161億円で前年度に比べ約3億円増加した(対前年2%増)。
被害面積は約4万3000haで前年度にくらべて約5000ha減少した(同10%減)。被害量は約45万9000tで前年にくらべ約2000t増加している(同0.4%増)。
鳥獣種別の被害金額は、シカが約56億円で同3億円増(同6%増)、イノシシが約46億円で同約0.7億円減(同1%減)、クマが約5億円で同0.6億円増(同14%増)、ヒヨドリが約4億円で同2億円減(同35%減)。
農林水産省は農作物被害を及ぼすシカ、イノシシの生息頭数を平成23年度から令和5年度までに半減(約190万頭)とする目標を掲げて、捕獲活動の抜本的強化と、ジビエフル活用に向けた取り組みを支援する予算として令和3年度は110億円を計上している。
また、11月26日に決定した令和3年度補正予算では鳥獣被害防止総合対策として16億円を確保した。野生鳥獣の侵入を防止する侵入防止柵の整備を支援する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日