令和3年産 主食用収穫量 700万7000t 前年比21万9000t減2021年12月10日
農林水産省は12月8日、2021(令和3)年産の水陸稲の収穫量を公表した。主食用の収穫量は700万7000tで前年にくらべ21万9000tの減少が見込まれる。
2021年産水稲の作付面積(子実用)は140万3000haで前年産に比べ5万9000ha減少した。このうち主食用作付面積は130万3000haで、同6万3000ha減少した。
全国農業地域別の10a収量は北海道597kg(前年産比16kg増)、東北581kg(同5kg減)となった。両地域では全もみ数が平年以上に確保され、登熟も順調に推移した。
その他の地域は8月上旬の台風や8月中旬からの低温、日照不足等の影響で登熟が平年を下回る地域がある一方、9月中旬以降、概ね天候に恵まれ登熟が順調に推移した。北陸531kg(同19kg減)、関東・東山545kg(同9kg増)、東海493kg(同13kg増)、近畿503kg(同13kg増)、中国517kg(同33kg増)、四国482kg(同12kg増)、九州485kg(同45kg増)、沖縄319kg(同3kg)となった。
全国の10a当たり収量は539kg(同8kg増)が見込まれる。以上の結果、収穫量(子実用)は756万3000tが見込まれる。このうち主食用が700万7000t。
陸稲は553haで前年産にくらべ83ha減少。10a当たり収量は230kgで収穫量は1270tとなった。
ふるい目幅別重量分布は、全国平均の1.85mm以上の玄米の割合が96.0%で直近5か年平均値に比べ0.2ポイント高くなっている。
また、玄米品位の状況は全国では「整粒」の割合が70.4%と前年産に比べ1.8ポイント高くなっている。
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