牛乳生産費 前年比4%増-令和2年 農水省発表2021年12月20日
農林水産省は12月7日、令和2年の牛乳生産費、子牛生産費などを公表した。
牛乳生産費のうち、搾乳牛1頭あたりの全算入生産費(全国)は82万8207円で前年に比べて4.0%増加した。生乳100kg当たり(乳脂肪分3.5%換算乳量)の全算入生産費は8441円で前年に比べて2.5%増加した。
物財費は82.5%を占め78万2582円だった。このうち飼料費は44.6%を占める。飼料費は前年より2.7%増加した。乳牛償却費は18.4%を占めた。乳牛償却費は前年より1.9%増加した。
1経営体当たり搾乳牛飼養頭数は61.2頭で前年比4.3%。全国の飼養戸数は1万4400戸。飼養頭数は135万2000頭だった。搾乳牛1頭当たりの投下労働時間は96.88時間で、前年に比べて▲2.7%だった。
また、同日発表された肉用牛生産費のうち、子牛生産費は1頭当たり全算入生産費は66万4026円で前年に比べ1.3%増加した。
去勢若齢和牛を肥育し販売する経営では肥育牛1頭当たり全算入生産費は133万6382円で前年並みとなった。生体100kg当たりでは16万5065円で前年に比べ2.0%減少した。
乳用種の雄牛を育成し販売する経営では育成牛1頭当たり同23万8039円で同3.0%減少した。乳用種の雄牛を肥育し販売する経営では肥育牛1頭当たり同54万5428円で同2.0%増加した。生体100kg当たりでは6万8878円で同0.4%増加した。
交雑種の牛を育成し販売する経営では育成牛1頭当たり34万5292円で同8.7%減少した。交雑種の肥育牛を販売する経営では1頭当たり82万8217円で同4.2%増加した。
また、肥育豚1頭当たりの全算入生産費は3万3622円で同0.6%減となった。
重要な記事
最新の記事
-
JA共済連が新3カ年計画 協同の力で組合員・利用者との関係強化へ 令和7年度は新展開のスタートに2025年3月18日
-
備蓄米 政策効果なければ追加放出 江藤農相2025年3月18日
-
備蓄米放出でも消えぬ不足感(下) 米不足の恐れ、昨年より早く 「需給見通し」外れる背景は2025年3月18日
-
10月限がストップ安になったコメ先物市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月18日
-
風味豊かな落花生 たばこの輪作で栽培広がる JAはだの2025年3月18日
-
信州・中野はきのこ王国 トップクラスの生産量と品質誇る JA中野市2025年3月18日
-
出荷できないリンゴ活用 濃厚な甘さととろける口どけ JAながの2025年3月18日
-
鈴生と津田物産がJ-クレジット活用で協業 "温室効果ガス実質ゼロ"米づくりを拡大へ 農林中金がマッチング2025年3月18日
-
経営を可視化し事業拡大やJAとの関係も強化 担い手コンサルコンペティション 農林中金2025年3月18日
-
陸上養殖「おかそだちサーモン」販売店舗を一部変更 コープデリ2025年3月18日
-
栃木県に「コメリハード&グリーン岩舟店」3月29日に新規開店2025年3月18日
-
山形県南エリアに「農機具王 山形上山店」4月1日オープン2025年3月18日
-
埼玉県 3年連続で「プレミアムいちご県」に認定 日本野菜ソムリエ協会2025年3月18日
-
健康診断・血管年齢が気になる人へ「血管サポートヨーグルト」新発売 協同乳業2025年3月18日
-
TNFD事務局が日本担当設置し栗野佳子氏が着任 TNFD日本協議会2025年3月18日
-
三井化学グループ、インドにコーティングテクニカルセンターを設立2025年3月18日
-
【人事異動】エス・ディー・エス バイオテック(4月1日付)2025年3月18日
-
米粉のグミ「もちきゅあ」和グミとしてリニューアル発売 三幸製菓2025年3月18日
-
農泊総合情報プラットフォーム「FARM STAY Japan」公開 日本ファームステイ協会2025年3月18日
-
鳥インフル ネブラスカ州、メイン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月18日