コンテスト史上最高 単収973kg 秋田県の小松田さんが農水大臣賞 飼料用米多収日本一2022年3月1日
農林水産省と(一社)日本飼料用米振興協会は令和3年度の「飼料用米多収日本一」の受賞者を決定し発表した。
「飼料用米多収日本一」は生産技術で先進的で他の模範となる飼料用米生産者を表彰し、飼料用米生産農家の技術水準の向上を図ることを目的に実施している。
「単位収量の部」で農林水産大臣賞を受賞したのは、秋田県横手市の小松田光二さん。単収は10a973kgだった。品種は「べこあおば」。1.3haを作付け。単収1tに迫る実績はコンテスト史上最高値となった。
より多収をめざし草丈が短く倒伏しにくい「べこあおば」に転換した判断や、疎植栽培や施肥などコスト削減、域内での農機の共同利用、農地バンク活用による1ha区画ほ場でも多収モデルの実現など高く評価された。
「地域の平均単収からの増収の部」で農林水産大臣賞を受賞したのは岩手県盛岡市の坂本静江さん。肉用牛繁殖経営者で飼料用米に10年間取り組み、地域の平均単収を58%超える337kg増収を実現。単収も900kgを超えた。牛糞たい肥の活用、立毛乾燥によるコスト削減、収穫・調製作業の外部化などが高く評価された。
その他の受賞者は以下の通り。
【単位収量の部】(敬称略)
▽農産局長賞:高橋俊恵(青森県五所川原市)
▽全国農業協同組合中央会会長賞:加藤禎行(北海道美唄市)
▽全国農業協同組合連合会会長賞:日の出生産組合代表理事組合長 廣田実(北海道旭川市)
▽協同組合日本飼料工業会会長賞:坊沢営農組合代表理事 長崎克彦(秋田県北秋田市)
▽日本農業新聞賞:上田隆(秋田県横手市)
【地域の平均単収からの増収の部】
▽農産局長賞:山口弘則(佐賀県白石町)
▽全国農業協同組合中央会会長賞:増渕文明(栃木県芳賀町)
▽全国農業協同組合連合会会長賞:関富次(秋田県鹿角市)
▽協同組合日本飼料工業会会長賞:有限会社アグリサポート代表取締役 立松國彦(愛知県飛島村)
▽日本農業新聞賞:農事組合法人ふながわ 代表者 由井久也(富山県朝日町)
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