岩手県久慈市で発生した高病原性鳥インフルエンザ(国内16例目)移動制限解除 農水省2022年3月8日
岩手県は、同県久慈市で確認された高病原性鳥インフルエンザ(今シーズン国内16例目)に関し、発生農場から半径3km以内で設定している移動制限区域について、3月8日をもって、当該移動制限を解除した。
岩手県は、同県久慈市の養鶏場において高病原性鳥インフルエンザ(今シーズン国内16例目)が発生したことを受け、家畜伝染病予防法に基づき、移動制限区域(発生農場の半径3km以内の区域)及び搬出制限区域(発生農場の半径3kmから10kmまでの区域)を設定した。
岩手県は、同県久慈市で確認された高病原性鳥インフルエンザに関し、3月1日16時に発生農場の半径3kmから10km以内の区域について設定している搬出制限を解除した。
今般、岩手県は、国内16例目の移動制限区域について、全ての発生農場の防疫措置が完了した2月14日の翌日から起算して21日が経過する3月8日をもって、当該移動制限を解除した。
食品安全委員会は、現状において、以下の理由から家きんの肉や卵を食べることによりヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないとしている。
(1) 鳥インフルエンザウイルスは熱に弱く、WHO(世界保健機関)によると、ウイルスは適切な加熱により死滅するとされており、食品を十分に加熱調理して食べれば感染の心配はない。
(2) 鳥インフルエンザウイルスは酸に弱く、ヒトの体内で胃酸等の消化液により死滅すると考えられている。
(3) 鳥インフルエンザウイルスが感染するための細胞表面の受容体※は、ヒトとトリとは異なることから、鳥インフルエンザウイルスはヒトの細胞表面の受け皿と結合しにくくなっている
※受容体:ウイルスがヒトや動物に感染する際に最初に結合する細胞表面の分子。
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