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「あんぽ柿」 台湾へ輸出拡大 JAふくしま未来 関係閣僚会議で報告2022年3月29日

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JAふくしま未来の数又清市代表理事組合長は3月28日に首相官邸で開かれた政府の農産物輸出拡大のための関係閣僚会合のヒアリングに出席、同JAの「あんぽ柿」など農産物輸出の取り組みを紹介した。

数又組合長は、震災でストップした農産物輸出を2017年に桃を皮切りに再開し取り組みを強化し、現在は桃、梨、りんご、あんぽ柿を輸出し令和3年度は1265万円となったことなどを話した。

とくにあんぽ柿の輸出拡大に力を入れてきた。ドライフルーツは中東でも人気があることから県内の関係機関が連携し「あんぽ柿輸出研究会」を設置し、遠方へも輸出可能な冷凍あんぽ柿を開発した。他の果実にくらべると鮮度保持や輸送が容易だが、水分が多く国内では30日が賞味期限となっていることから、輸出できる商品開発が課題となった。

冷凍試験の結果、賞味期限を1年に延長することに成功しドバイ向けの輸出を実現した。販売価格は1パック1260円(特秀4L)。現地の小売店からは甘みの強さや乳製品とナッツとの組み合わせの良さで評価が高いという。

そこで現地レストラン向けにクリームチーズを添えたりジェラートにあんぽ柿を刻んで混ぜる、ナッツと和えたサラダに混ぜるなどを提案を強化した。また、「あんぽ柿とクリームチーズのサーモン巻」、「あんぽ柿と鮮魚のタルタル仕立て」などのメニューの提供もしている。

令和3年度の実績はタイ向け460kg、シンガポール向け143kg、ドバイ向け184kgとなった。

台湾には桃の輸出を行っており輸出復活は「悲願」だった。縁起のいい「赤い果物」へのニーズは高く、あんぽ柿は春節向けを中心に高いポテンシャルが見込めるという。
国内価格は1月中旬以降に下がる傾向で、春節期に輸出することは国内の単価維持のためにも重要だという。福島産あんぽ柿は年明け出荷が70%のため、春節を狙って輸出することが重要だという。

関係閣僚回会合で数又組合長は、果樹の伐採やパックごとの全量検査で安全・安心の確保は強化しており、「安心・安全の訴求は国としても引き続き取り組んでいただきたい」と述べた。

会合で金子原二郎農相は「政府は今国会で輸出促進法の改正をめざし、品目団体の認定制度の創設により、オールジャパンでの輸出を促進するとともに、輸出に向けた設備投資のため金融税制面での支援を措置するなど、輸出に取り組む支援を強化していく。2021年の輸出額は初めて1兆円を超えたが、2025年2兆円、2030年5兆円の目標達成に向けては輸出先国での支援体制や、輸出産地、事業者の育成を強化するため関係省庁とも連携して輸出拡大のためのさらなる取り組みの強化を図る」と述べた。

また、松野博一官房長官は「2月に台湾の輸入規制の大幅な緩和を実現。台湾は日本にとって非常に有望な市場であり、今回規制緩和の対象になった東日本大震災の被災地の事業者の輸出を支援していきたい」などと述べた。

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