農業・食料関連産業 109兆円 コロナ禍で▲7.9% 2020(令和2)年 農水省発表2022年3月30日
農林水産省は3月29日、2020(令和2)年の農業・食料関連産業の生産額を公表した。
コロナ禍の影響大
2020(令和2)年の農業・食料関連産業の国内生産額は前年から7.9%減少し、109兆53億円となった。全経済活動の11.1%を占めている。
部門別にみると農林漁業は12兆3886億円と全体の11.4%を占める。前年とくらべると野菜や豚が価格上昇した増加したが、海面漁業の価格低下で減少し、全体で0.7%の減少となった。
食品製造業は36兆6307億円で33.6%を占める。清涼飲料、酒類が減少したことなどで2.8%減少した。
関連流通業は34兆8517億円で32.0%を占める。小売業のマージン額が増加し0.6%増加した。
外食産業は20兆5910億円で18.9%を占める。コロナ禍で外食支出の影響が出て29.0%減少した。
震災時より落ち込む
国内生産額から中間投入(生産のために投入された財・サービス費用)を差し引いた国内総生産額は、外食産業の減少で前年にくらべて12.1%減少し、47兆3398億円となった。東日本大震災が発生して大きく減少したた2011(平成23)年の49兆4375億円より低い水準となった。
部門別にみると農林漁業は5兆3386億円と全体の11.3%となっている。外食産業は前年の10.5兆円が6兆22億円となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日