農家民宿3割減、観光農園2割減 農水省の6次産業化調査2022年3月31日
農林水産省は3月29日、2020(令和2)年度の6次産業化総合調査結果を公表した。
この調査は、農産加工、農産物直売所、観光農園や農家民宿など農業生産関連事業として販売金額などを調査している。
2020年度の農業生産関連事業による年間総販売金額は2兆329億円で前年度にくらべ2.1%減少した。
業態別でみると農産物直売所は1兆535億円で前年度並み、農産加工は9187億円で▲3.0%となった。
農産物直売所が全体の5割以上を占め、次の農産加工と合わせるとほぼ10割となる。
その他の業態はコロナ禍が影響した。
観光農園は▲18.4%の293億円、農家民宿は▲33%の36億円、農家レストランは▲21.9%の279億円となった。
また、農業経営体による直接販売額も調査している。それによると2020年は年間2兆8775億円で前年にくらべて3.6%減少した。販売先でもっとも多いのは卸売市場で1兆401億円(36.15)。次いで小売業6904億円(24.0%)、食品製造業5892億円(20.5%)、消費者への直接販売4767億円(16.6%)となった。
全国の漁業生産関連事業の年間総販売金額は2121億円で前年度比▲7.8%となった。
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