求む!農村再生をサポートする「農村プロデューサー」 農水省が養成講座の受講者募集へ2022年4月14日
農村で人口減少が進む中、農水省は地域に寄り添ってサポートする「農村プロデューサー」の養成講座を5月から開講することを決め、近く受講者を募集する。地域づくりに関心のある人が幅広くオンラインで受講できる入門コースと、自治体職員などを対象に実践的な地域づくりを学ぶ「実践コース」があり、同省は「地域づくりに意欲のある人はどんどん挑戦してほしい」と呼びかけている。
「農村プロデューサー」は、地域への愛着と共感を持ち、地域住民の思いをくみ取りながら地域に暮らす人々の希望の実現をサポートする人材。農水省は昨年度、オンラインによる入門コースに加え、全国3か所で実践コースの養成講座を初めて開催し、44人が実践コースを修了した。
今年度は、オンラインによる入門コースを5月中旬ごろから開催し、実践コースは、全国8会場(札幌、仙台、さいたま、金沢、名古屋、京都、岡山、熊本)で開催する予定。入門コースは全6回で、明治大学農学部の小田切徳美教授をはじめ6人の講師がオンラインで地域づくりや農村での新しい事業の生み出し方などを講演する。地域づくりに関心のある人が幅広く参加できる。
実践コースは、各会場とも3日間にわたって開かれ、地域づくりの実践に向けた計画づくりなどの手法を学ぶとともに受講生同士の連携も図る。地方自治体職員や地域づくりに意欲がある人が対象。入門コースは定員を設けず、実践コースは各会場で10~15人程度を想定している。
総務省の調査によると、都道府県や市町村の農林水産担当の職員は減少傾向にあり、人口減少や高齢化が進む農村の再生・振興には人材づくりが欠かせない。農水省は、実践コースを修了した「農村プロデューサー」同士のネットワークづくりなどの環境整備も進めて農村の地域づくりを支える人材を育てていきたいとしている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ネギハモグリバエ・ネギアザミウマ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月30日
-
24年産米2.6万円に 有利販売に努め積み上げ JA茨城、異例の公表2025年6月30日
-
梅雨の晴れ間の「DZ作戦」で、猛暑下の畦畔除草を回避しましょう 北興化学工業2025年6月30日
-
水稲は"白未熟粒"に加えて"不稔"にも警戒 果樹は長期的な樹種転換も検討 農研機構2025年6月30日
-
茨城県厚生連の赤字19億円超 「診療報酬の引き上げ必要」 24年度決算2025年6月30日
-
全国の「関係人口」 約2263万人 国土交通省調査2025年6月30日
-
夏休みの思い出づくりに「こども霞が関見学デー」開催 農水省2025年6月30日
-
随意契約米 全国4万6000店舗で販売2025年6月30日
-
7月の野菜生育状況と価格見通し はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ価格 平年下回る見込み 農水省2025年6月30日
-
再保証残高 過去最高の6兆9000億円台 全国農協保証センター2025年6月30日
-
【JA人事】JAみい(福岡県)平田浩則組合長を再任(6月27日)2025年6月30日
-
【JA人事】JAにしうわ(愛媛県) 新会長に井田敏勝氏2025年6月30日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(1)2025年6月30日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 岩手で開催 JA全農2025年6月30日
-
【役員人事】JA全農青果センター(6月26日付)2025年6月30日
-
第42回「JA共済マルシェ」を開催 令和6年能登半島地震・奥能登豪雨の復興応援 JA共済連2025年6月30日
-
福岡のいちじくレビュー投稿キャンペーン「博多うまかショップ」で実施中 JAタウン2025年6月30日
-
農福連携の現場に密着 YouTube番組「根本凪ノウフク連携中」配信 JAタウン2025年6月30日
-
【役員人事】農林中金総合研究所(6月27日付)2025年6月30日
-
クボタと酪農学園大学が包括連携協定 学術振興と地域活性化へ共創加速2025年6月30日