燃油価格上昇に補てん金 事業への加入募集を開始 農水省2022年4月27日
農林水産省は、燃油価格の上昇に応じて補填金を交付する「施設園芸セーフティネット構築事業」の令和4事業年度の加入募集を4月27日から開始した。
この事業は農業者と国が1:1で積み立てを行い、燃油価格の上昇に応じて補填金を交付するもの。
募集期間は4月27日から8月15日まで。今年10月から来年6月までを補填対象期間とする。
加入要件は、施設園芸農家3戸以上で構成する農業者団体など。3年間で
燃油使用量を15%以上削減する計画を作成する必要がある。
対象となる油種は施設園芸(野菜、果樹、花きの栽培)で使用するA重油、灯油。
積立金の額は「積立単価×年間燃油購入予定数量×1/2」となっている。
積立単価は、補填金の発動基準価格(令和4事業年度はA重油81.6円/L、灯油86.5円/L)に対して115%まで備えるコースをはじめ、130%コース、150%コース、さらに急騰に備えるため170%コースが新設された。
補填金の額は「補填単価×当月の燃油購入数量×70%」とされているが、価格急騰時には70%を100%に引き上げる。
この事業は掛け捨てではなく、補填に使用されなかった場合は、事業終了後に積立金は還付される。
問い合わせ先は事業実施主体の一社)日本施設園芸協会。TEL03-3667-1631
(関連記事)
ウクライナ危機で原油価格高騰に緊急対策-農水省
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(133)-改正食料・農業・農村基本法(19)-2025年3月15日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(50)【防除学習帖】第289回2025年3月15日
-
農薬の正しい使い方(23)【今さら聞けない営農情報】第289回2025年3月15日
-
イタリア旅行の穴場【イタリア通信】2025年3月15日
-
政府備蓄米 初回9割落札 60kg2万1217円 3月末にも店頭へ2025年3月14日
-
【人事異動】JA全共連(4月1日付)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年3月14日
-
(426)「豆腐バー」の教訓【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月14日
-
実需者と結びつきある飼料用米 支援継続を 日本農業法人協会2025年3月14日
-
オホーツクの恵み 完熟カボチャからフレークとパウダー JAサロマ2025年3月14日
-
日本一の産地の玉ねぎがせんべいに 産地の想い届ける一品 JAきたみらい(北海道)2025年3月14日
-
みおしずくがクッキーに 日野菜漬はふりかけに JAグリーン近江(滋賀県)2025年3月14日
-
地域の歴史受け継ぎ名峰・富士の恵み味わう かがり火大月みそ JAクレイン(山梨県)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全厚連(4月1日付)2025年3月14日
-
高まるバイオスティミュラント普及への期待 生産者への広報活動を強化 日本バイオスティミュラント協議会2025年3月14日
-
岩手県大船渡市大規模火災での共済金手続きを簡素化 JA共済連2025年3月14日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第107回2025年3月14日
-
3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
-
種苗・農産物輸出の拡大に向けた植物検疫のボトルネック解消「農研植物病院」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年3月14日
-
【役員人事】農中信託銀行(4月1日付)2025年3月14日