果実の卸売数量6%増加、卸売価額4%増加 2021年卸売市場調査結果2022年5月9日
農林水産省は4月28日に2021(令和3)年の青果物卸売市場調査結果を発表した。
野菜の卸売数量は927万tで前年に比べ1%減少した。たまねぎが▲7%、ばいれしょが▲11%となったことが要因。
卸売価額は1兆9608億円で同4%減となった。きゅうりの卸売価格が▲16%、キャベツが▲21%などとなったことが要因。一方、不作だったたまねぎの卸売価格は+37%、ばれいしょは+35%となった。
主要都市の青果物卸売市場での輸入野菜の卸売数量は12万6000tで前年にくらべ9%減少した。ねぎ、にんじんの入荷量が減少したことが要因。卸売価額は330億円で同4%減少した。ピーマン、アスパラガスが減少したことが要因。
果実は、卸売数量は284万tで前年に比べ6%増加した。みかん、バナナの入荷量が増えたことが要因。卸売価額は1兆669億円で前年に比べ4%増加した。ぶどうの卸売価格が上昇したことと、いちごの入荷量が増加したことによる。
ぶどうの卸売価格は2021年は1kg1417円。2017年の同969円から4年連続で上昇している。
生鮮野菜の1世帯当たり(二人以上世帯)の年間購入数量は2021年は169.7kgで支出額は7万1000円だった。量、金額とも前年より減少した。
生鮮果実は71.3kgで3万7000円だった。前年比では横ばいとなっている。
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