米を利用した新たな商品開発 事業実施者募集へ 農水省2022年6月6日
農林水産省は米の需要を拡大、創出するため、米を利用した新商品の開発への取り組みを支援する事業を実施する。近く事業実施者の公募を始める。
主食用米の需要は年間10万tづつ減少しているが、そのなかで新たに米の需要を拡大、創出しようと新商品の開発を支援する。
事業実施主体に「ぐるなび」を選定し、新商品開発に取り組む事業者を今後、公募のうえ選定し支援する。
対象とするのは、事業実施者がこれまでに製造、販売を行っていない新規性のある商品の開発やプロモーション。
すでに開発段階にあるが、市場ではまだマーケティングが実施されていない商品や、すでに販売されたものを改良する場合も対象となる。
対象となる経費は、市場調査、試作品の検討や製造(試作品の原料米など費用も対象)、パッケージの開発、ラベルのデザインの作成などを定額補助する。また、テストマーケティングや機械の導入などに経費を半額補助する。
補助は100万円から1000万円。
採択は外部有識者が米の需要拡大や創出の貢献度合に応じて審査委員会で判定する。
公募期間は6月10日から7月8日まで。採択されると事業計画書を提出しそれに基づき交付決定の通知が行われる。事業期間は8月下旬から来年2月末まで。
米を使った惣菜や外食メニューなどの食品に限らず、プラスティックなど非食品分野での開発も期待されている。
また事業実施主体の「ぐるなび」は新商品アイディアコンテストも開催する。商品化や事業化のリソースは持たないが、料理学校の学生などアイディアを持つ人々も応募できる。7月にアイディア募集を開始し、9月に発表会と表彰式を行う。その後、受賞作品の事業化に向けて事業実施者を募集する。
この事業は「令和4年度米穀周年供給・需要拡大支援事業」のうち、「業務用米、新市場開拓用米の安定取引拡大支援」で実施する。予算総額は4900万円。
農水省は「米の新しい食べ方を含め、米市場全体を広げることをめざしたい」と事業への参加を呼びかけている。
重要な記事
最新の記事
-
産地を応援「メイトー×ニッポンエール フルーツソルベ瀬戸内広島レモン」発売 JA全農2025年3月17日
-
カーリング女子日本代表チームを「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年3月17日
-
選りすぐりのさせぼ温習みかんで果汁100%ジュース コクと甘み、余すところなく JAながさき西海2025年3月17日
-
雪のような白さと深い味わい 自慢のにんにく使った2品 JA十和田おいらせ2025年3月17日
-
香ばしい薫りと広がる梨の甘み 伝統の梨が職人の技でみるくまんじゅうに JAセレサ川崎2025年3月17日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月17日
-
JA共済連 全国本部組織機構を改編2025年3月17日
-
円建劣後ローンによる調達を実施 JA共済連2025年3月17日
-
親子で学ぶ通学路の交通安全 「てぃ先生」とコラボの啓発動画を公開 JA共済連2025年3月17日
-
JA帯広かわにし「十勝川西長いもとろろ」など宇宙日本食5品目がISSに搭載2025年3月17日
-
【今川直人・農協の核心】農産物需給見通しが示す農協の方向(1)2025年3月17日
-
短時間の冠水で出芽率が低下 ダイズ種子の特徴を明らかに 農研機構2025年3月17日
-
甘い味がする新規の香気成分を発見 甘さを感じる仕組みを解明 農研機構2025年3月17日
-
林業用安全装備品の購入費用助成 2025年度を募集 農林中金2025年3月17日
-
「上を向いて、笑おう。御堂筋天国~旬のたよりマルシェ~」開催 農林中金、三井不動産、御堂筋まちづくりネットワーク2025年3月17日
-
投資家向け農業事業「ノーサ」新プラン「しいたけ栽培オーナー」募集開始 クールコネクト2025年3月17日
-
大分県に初のコメリパワー「三重店」29日に新規開店2025年3月17日
-
果樹生産の大規模化と効率化へ大分県・国東市と協定「ファーマインド大分農園」開園へ2025年3月17日
-
カップめんの悩み解消 大豆ミート「マシマシの種 ミンチタイプ」新発売2025年3月17日
-
米価高騰問題を先物市場で考える【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月17日