担い手への農地集積 58.9% 前年度比+0.9% 令和3年・農水省調査2022年6月22日
農林水産省は6月21日、2021(令和3)年度の担い手への農地集積状況を公表した。
担い手への農地集積は、2.5万ha増加し、シェアは58.9%となった。前年度から0.9%増。
政府は2023(令和5年)年に全耕地面積に占める担い手の利用面積シェアを8割とする目標を掲げいる。残り2年となったが6割にも到達していない状況だ。
農地中間管理機構(農地バンク)が創設される前年の2013年は担い手への農地集積面積は220万8258haで集積率は48.7%だった。2021年度は256万109haとなった。
農地バンクが創設された2014年に集積率は50.3%に上昇し、その後も上昇しているが年に1~2%程度にとどまっている。
2021年度の年間集積目標面積は14万9210haだったが、農地バンクによる新規集積面積は1万9685haに過ぎず、目標に対して農地バンクの寄与度は13%の達成度となっている。
都道府県ごとに集積目標を設定しているが、農地バンクの寄与度は高くても27%(大阪、集積率12.2%)だった。
令和4年度予算で農地バンクによる農地集約化に132億円を確保。きめ細かな現地活動を強化するため、現地コーディネーターを増員するほか、農地バンクが遊休農地を積極的に借り受け、簡易な整備を行ったうえで担い手に集積する遊休農地解消緊急対策事業を新たに行うことにしている。
重要な記事
最新の記事
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日
-
「JAサイネージ」 JA本店や金融店舗の情報発信にも利用拡大 あぐラボ2024年7月18日
-
【人事異動】JA全国共済会 新会長に坂本富雄JA埼玉県中央会会長(7月18日)2024年7月18日
-
スマホでより便利に「石川県Aコープ(ジャコム石川)アプリ」提供開始2024年7月18日
-
TOWING「宙炭」活用 根域制限栽培によるシャインマスカット栽培実証開始 日本農業2024年7月18日
-
バイトアプリで1万人採用 農中提携の農業人材サービス 労働力確保に寄与2024年7月18日
-
全国7000名以上の生産者の声を反映 生産コスト低減へ JAグループ宮城 共同購入コンバイン出荷式 JA全農2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 全県で多発のおそれ 秋田県2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年7月18日
-
【注意報】野菜、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 過去10年最多の昨年を上回る誘殺 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】ネギにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】果樹全般に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年7月18日
-
農業用ドローン専用カスタマーサポート 繁忙期で対応拡大 ナイルワークス2024年7月18日
-
食物繊維が豊富なもち麦2種の品種登録 成果を紹介 生研支援センター2024年7月18日
-
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」エントリー&ハイエンドモデル同時リリース2024年7月18日