練馬大根いまむかし 今月17日から東京・練馬区立ふるさと文化館で特別展2022年9月2日
「練馬大根」で知られる東京・練馬区石神井公園ふるさと文化館で、「練馬大根いまむかし」の特別展が開かれる。江戸時代から全国に名をはせている練馬の特産物である練馬大根の栽培や沢庵漬け、種子屋(たねや)などの歴史がわかる。9月17日から11月6日まで。
練馬大根特別展のチラシ
近年、江戸・東京の伝統野菜が見直され、地域振興の一つとして生産拡大への取り組みがみられる。なかでも練馬区は平成元(1989)年から練馬大根の保存・育成の事業を進めており、区とJA東京あおばは練馬大根まつり(大根引っこ抜き競技大会)を開催するなど、伝統野菜のPRに努めている。
特別展では、江戸での練馬大根の評判や、肥料である下肥(しもごえ)の入手など、江戸・東京と練馬大根との関わりについて紹介。また練馬大根を加工した沢庵漬や大根などの種を扱う種子屋にも焦点を当て、さまざまな視点から練馬大根を紹介する。
会期中の主なイベントは次の通り。
▽講演会=「江戸・東京の特産野菜―種子・蔬菜(そさい)・漬物の生産と展開―」、講師:吉田政博(板橋区教育委員会文化財係学芸員)、10月2日14:00~15:30。▽同=「先人たちのタネづくりの足跡をたどる―練馬大根とタネの物語―」、阿部希望(宮城大学食産業学群フードマネジメント学類助教)14:00~15:30
▽その他=展示解説会=10月5日、29日、▽同=「新鮮!採れたて!ふるさと文化マルシェ」(地元の野菜販売)、10月15~16日10:00~14:00、▽同=練馬の旬の野菜を味わおう」(練馬大根を使った料理)、会期期間中11:00~15:00。問い合わせはふるさと文化館(電)03-3996-4060。
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