食育落語に防災も 食育イベントで初の全国キャラバン実施 オンライン参加も呼びかけ2022年10月4日
農水省は、各地の農政局や全国食育推進ネットワークと連携して、初の食育イベント全国キャラバンを実施する。オンラインで全国から参加できるイベントもあり、同省は食育に関心のある幅広い層に参加を呼びかけている。
農水省によると、デジタル化に対応した食育の推進に向けて、最新の食育活動の方法などを共有し、食育の全国での横展開を図ろうとる初の全国キャラバンを企画した。来年1月ごろにかけて、各農政局単位で食育イベントが実施される。
イベントの内容は、各地の地産地消月間や和食月間に合わせるなど、地域のニーズを考慮しながら企画されている。北海道では、11月12日に「北海道の食材を使った親子オンライン料理教室」を開く予定で、地元食材の川西長いもや江別モッツァレチーズなどを参加者の自宅に届け、札幌のシェフが北海道の食への思いを語りながらオンラインで指導する。北陸農政局管内では、10月12日に石川県金沢市で「食育推進シンポジウム~災害と教育!」を開催、「災害食」をテーマにした基調講演やパネルディスカッションが行われる。九州農政局管内では、11月5日に宮崎県都城市で「食育ワークショップ~食卓から考えるキミたちの未来~「予知能力」で乗り越えろ!」を開催、若い世代の食に関する意識を高めてもらおうと、食育落語を交えた問題提起を受けて大学生たちが意見を交換する。
同省消費者行政・食育課は「オンラインで自宅にいながら参加できる食育イベントも多いので、関心のあるイベントに参加してほしい」と話している。
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