福島県浜通り等15市町村へ 農業参入をバックアップ「ふくはまアグリ物語」公開2022年11月4日
東日本大震災と福島第一原発事故の影響が大きい福島県浜通り地域等15市町村は、企業の農業参入促進に向けて、様々なバックアップを行なっている。その一環で福島県農業担い手課は、バックアップ制度や地域の最新の情報を紹介する動画「ふくはまアグリ物語」を公開。このほど、新エピソードの4話と5話の公開を記念して、新たに特設サイトをオープンした。
福島県浜通り等15市町村は、東に太平洋、西に阿武隈高地があり、夏涼しく冬暖かな気候により昔から農業の盛んな地域。東日本大震災以降、この地域は様々な分野のイノベーションがおこるチャレンジフィールドとなっており、農業もその分野のひとつ。ロボット技術やドローン、情報通信技術(ICT)など先端技術を取り入れた先進的な農業を実施する場として注目が集まっている。
動画「ふくはまアグリ物語」は、そんな"イノベ地域"に移り住む主人公「みらい」とその家族・伊野部家の日常のドラマを通して、地域の魅力や「企業×農業」として新たな地でチャレンジする企業紹介、福島県の支援制度などを紹介している。
浜通り地域等にあるイノベーション・コースト構想を推進する地域は、いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村の15市町村。
昨年度の動画は、小学生のみらいちゃんとユキちゃんの会話を通して、浜通り地域等の地域の気候や地形、インフラ整備の状況、文化などについて紹介する第1話「浜通りの魅力って?」〜みらいの転校先〜」を公開。続く第2話「晩ごはんのサラダ」〜南相馬市のミニトマト〜」では、ミニトマトの生産、販売に取り組む南相馬復興アグリ株式会社を紹介した。また、第3話「ふたりが好きなお菓子」〜楢葉町のおいも〜」では、さつまいもを生産、販売する株式会社福島しろはとファームを紹介した。
さらにこのほど、浜通り地域等への企業参入への支援制度等を紹介する第4話「お父さんのプレゼンテーション」〜充実のバックアップ制度紹介〜」と、異業種から農業分野に新たに参入し、長ネギの生産、販売に取り組む株式会社群馬電機工業を紹介する第5話「練習試合の帰り道」~浪江町のネギ畑から~」が公開された。
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