有機農業の拡大加速へ 初のオーガニックビレッジ全国集会を12月8日開催 農水省2022年11月18日
野村哲郎農相は11月18日の閣議後会見で、市町村主導で有機農業に先進的に取り組んでいる「オーガニックビレッジ」を集めた初の全国集会を「有機農業の日」の12月8日に開くことを明らかにした。集会はオンラインで開かれ、同省は傍聴の申し込みを受け付けている。
農水省は、「みどりの食料システム戦略」に掲げた有機農業の取組面積の拡大に向けて、市町村主導で有機農産物の生産から消費まで一貫して取り組む「オーガニックビレッジ」を全国各地に広げていくことにしている。
この目標の実現に向けて、今年度は全国55市町村で有機農業の拡大に向けた取り組みがスタートし、農水省は2025年までに100市町村に広げることを目指している。
集会は、農水省を拠点に行われ、オンラインで傍聴できる。第一部は、各地域の取り組み状況について、鹿児島県南さつま市と熊本県山都町、千葉県木更津市の3人の首長から報告してもらうとともに、6市町村長からビデオメッセージを寄せてもらい、意見交換を行う。第二部は、日本オーガニック会議の主催で、有機農業の拡大に向けた民間団体の先進的な事例や農業技術の習得支援に関する取り組みなどが紹介される。
野村農相は会見で、「国会の事情が許せば私も参加して全国の意欲ある取り組みについて市町村長から話を聞きたい。この企画を通じてオーガニックビレッジを全国各地に創出し有機農業の拡大をしっかり進めたい」と語った。
集会には3000人程度参加可能で、農水省が11月30日まで、以下で傍聴の申し込みを受け付けている。
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/nousan/kankyo/221118.html
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