鳥インフルエンザ 福島県で初確認 国内20例目2022年11月29日
農林水産省は11月29日、福島県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。今シーズン国内20例目で福島県の家きん農場で確認されたのは初めて。
農場は伊達市の肉用鶏農場で約1万7000羽を飼養していた。
28日に農場から死亡羽数が増えているとの通報を受け、簡易検査を実施したところ陽性であることが判明した。その後、遺伝子検査の結果、29日に疑似患畜であることが確認された。
福島県では初の確認。野中厚農林水産副大臣は同日午前、福島県庁で内堀雅雄知事と面会し緊密な連携を図る。
農場では殺処分などの防疫措置を実施する。
また、28日は農水省の家きん疾病小委員会が緊急提言をまとめ、農場と周辺の消毒の徹底や長靴の消毒・交換、野生動物の侵入防止などの防疫措置に加え、農場周辺のため池の消毒や水抜きも必要と提言した。これを受け農水省は都道府県に通知した。
今シーズンは過去もっとも早い10月中に1例目が確認され、北海道から鹿児島まで全国で発生している。29日の定例会見で野村哲郎農相は多発する鳥インフルエンザについて「異常だとみている」として専門家の緊急提言を現場に徹底させるなど、警戒を強めるよう指示したと話した。
また、卵価については年末年始にかけて相場が上がる時期だが、飼料代の高騰と鳥インフルエンザ被害による減産で通常の相場より「2割程度上がっている」とした。採卵鶏を淘汰するまでの期間を伸ばすなどの対策を検討しているという。
重要な記事
最新の記事
-
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」エントリー&ハイエンドモデル同時リリース2024年7月18日
-
米価 過去10年で最高値 60kg1万5865円 対前年比114%2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(2)DX戦略にも地域色拡充2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(3)JAは食・農の好循環先導を2024年7月17日
-
「小さな協同」実践 JA松本ハイランドの自己改革 新世紀JA研究会全国セミナー2024年7月17日
-
「きっトラ」と「もし寅」【小松泰信・地方の眼力】2024年7月17日
-
【訃報】生活クラブ生協連の加藤好一顧問が逝去2024年7月17日
-
【人事異動】農水省(7月16日付)2024年7月17日
-
【注意報】ナシ、ブドウなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年7月17日
-
ガチャピン・ムックとコラボ「ニッポンエール」グミ発売 JA全農2024年7月17日
-
日本農業の未来をけん引する人材育成へ 宮城県加美農業高校とNTT東日本グループが連携2024年7月17日
-
唐沢農機サービス「夏の大展示会」開催 200台を超える農機具を展示2024年7月17日
-
【注意報】大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類による斑点米発生に注意 千葉県2024年7月17日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岩手県2024年7月17日
-
「第3回 全国桃選手権」開催 全国から45品がエントリー 日本野菜ソムリエ協会2024年7月17日
-
ハウス栽培向け環境制御システムのラインアップを拡充 クボタ2024年7月17日
-
【役員人事】石巻埠頭サイロ(4月1日付)2024年7月17日
-
葉の光合成速度の低コスト・低労力・高速推定法を開発 農研機構2024年7月17日
-
表参道で佐賀県産「いちごさん」絶品ひんやりスイーツ「いちごさんどう2024夏 」開催2024年7月17日
-
長野県塩尻市と山口県岩国市の歴史的風致維持向上計画を認定 農水省など2024年7月17日