JA大阪南と包括連携協定締結「農業振興」など5分野で連携 大阪府太子町2022年12月2日
大阪府太子町とJA大阪南は11月28日、双方の強みを活かした活動をより深化させることを目的に、「農業振興に関すること」「地方創生・地域活性化に関すること」「特産品の開発・PRに関すること」「SDGsに関すること」「その他、本協定の目的に沿うこと」の5分野で包括連携協定を締結した。
包括連携協定を締結した太子町の田中町長(右)とJA大阪南の内本代表理事組合長
両者は包括連携協定の締結により今後、農業の担い手育成、耕作放棄地対策、新規就農の促進などの農業振興や、新たなふるさと納税返礼品を視野に入れた太子町ブランド品の開発。また、地産地消の強化や子どもの食育の充実など農や食の分野を中心に、地方創生を通じて個性豊かで魅力ある地域社会の実現に向け、連携・協力して取り組む。
協定締結にあたり、太子町の田中祐二町長は「これまでも大阪南農業協同組合とは、災害時における支援や特産品開発における農作物の調達面で連携・協力した取り組みを進めてきたが、包括連携協定の締結を機に、より幅広い分野での連携強化を図り、地方創生と地域活性化に取り組む」とコメント。また、JA大阪南の内本直哉代表理事組合長は「高齢化や人口減少、コロナ禍等による社会・経済環境の大きな変化など地域が抱える問題は多く、太子町とは、これまで以上に連携を深め、多様な担い手対策や農地保全対策などの持続可能な農業の振興を図っていく。地域に根差した協同組合として、それぞれが持つ人的・物的資源を活かしながら、共に活力ある地域社会づくりを進めたい」と話した。
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