全国作況「100」で確定 収穫量前年より30万6000t減 2022年産2022年12月12日
農林水産省は12月9日、2022年産水陸稲の収穫量を発表した。主食用の収穫量は670万1000tで前年産に比べ30万6000tの減少が見込まれる。
水稲の作付面積は135万5000haで前年産にくらべ4万8000ha減少した。うち主食用作付面積は125万1000haで同5万2000ha減少した。
全国の10a当たり収量は536kgで10月25日現在の見込みより1㎏減となった。
その結果、水稲の子実用収穫量は726万9000tで10月25日現在の見込みより1000t減となり、前年産にくらべて29万4000tの減少が見込まれる。
このうち主食用の収穫量は670万t1000tで10月25日現在の見込みより1000t減となった。前年産と比べ30万6000tの減少が見込まれる。
なお、農家が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は100の見込み。10月25日からの変更はない。ただ、東海では1ポイント上昇して101になった。岐阜県で農家が使用しているふるい目単収が+1kgとなったことが反映された。
また、沖縄県では2期稲に台風被害がなかったことから+5ポイントの101となった。
農水省は10月の基本指針で670万tとした2022年産の主食用生産量に変更を及ぼすものではないとして、需給見通しの変更は行わないとしている。
陸稲の作付面積は468haで10a当たり収量は216㎏となり子実用収穫量は1010tとなった。
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