鹿児島県志布志市 農業担い手の育成・確保へ「さかうえ」と連携協定2022年12月23日
農業法人の株式会社さかうえ(鹿児島県志布志市)は12月20日、志布志市と農業担い手の育成・確保に関する連携協定を締結。農業の担い手育成と確保に向けた具体的な研修制度の構築や受け入れ態勢の整備、農業経営を主軸に置いた研修プランの提供などにより、農業経営者の輩出を目指す。同市が、農業法人と行政による連携協定の締結は初めて。
12月20日に行なわれたさかうえと志布志市による連携協定の調印式(志布志市役所で)
同連携協定では、減少の一途を辿る農業の担い手の育成・確保に向けて、農業の発展に欠かせない行政と民間の連携を形にし、志布志市の農業振興と地域活性化につなげる。
志布志市は、新規就農者の確保・育成対策として、1996年に始めた農業公社研修制度により年々面積を増やし、新規就農者の確保・育成において大きな成果を上げている。一方、さかうえは、農業人口の減少や耕作放棄地の増加などの社会課題を農業ビジネスで解決することを目指し、経営人材の育成や農業経営者の独立支援に積極的に取り組んでいる。
志布志市の下平晴行市長は「農業担い手育成・確保に関する連携協定により、農業研修機関を拡大し、志布志市農業サポートセンターを核とした連携協力体制を強化することによって、農業における多様な担い手の育成、地域活性化が図れると期待している。志布志市としましても農業振興を積極的に推進していくことを約束します」とコメント。また、農業版シリコンバレーである「アグリバレー」の実現を目指すさかうえ代表取締役の坂上隆氏は「今後は農家が減少するため、自分たちの地域を自分たちで守るために、地域と連携して新しい農業の形を作っていきたい。農業は難しいといわれているが、将来的に農業は楽しいといわれる世の中を目指す」と話している。
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