米産業活性化へ意見交換会 第一回開催 農水省2023年1月26日
農林水産省は米の現物市場を開設に向けて、関係者が情報を共有する「米産業活性化のための意見交換」の第1回会合を1月25日に開いた。
農水省で開かれた第1回意見交換会
米の現物市場については公益財団法人流通経済研究所が開設主体となる意向を示し、23年産からの立ち上げに向けて1月から情報共有の場を設けることを関係者で昨年11月にとりまとめた。
会合は米の生産から消費に至るビジネスに関わる事業者、団体が集まり、川上(生産者、集荷団体)と川下(卸売業者、実需者)とが互いに相手方のニーズとシーズを知り、需給トレンドをふまえ、それぞれの事業の発展を図り、米産業全体の活性化をめざすために開催される。
農林水産省の宮浦浩司新産業・食品産業部長は「「米に関わる需要拡大と米ビジネスをいかに活性化させていくか、ビジネスに活かすような意見交換をお願いしたい」とあいさつした。
有識者による基調講演と事例紹介、農水省から前年産の販売状況の情報提供、卸売業者、実需者委員からの米、米加工品に関する情報提供が行われ、意見交換した。
5月には収穫前の情報交換、8月には生産・販売動向に関する情報交換、11月に当年産の生産情報など情報交換を行う。
米の現物市場については3月をめどに開設主体が具体的な事業運営方法を開示することになっており、秋には取引開始可能な状態にすることをめざしている。
<委員>
JA全中 加藤純農政部次長
木徳神糧 今野稔執行役員仕入業務部長
伊藤忠食糧 佐藤博崇米穀第二営業部長
千田みずほ 妹尾次郎商品部長
ライスサービスたかはし 髙橋文彦代表取締役
全集連 辻朗理事・米穀販売部長
むらせ 人見洋介商品本部副本部長兼商品部長
フクハラファーム 福原悠平代表取締役
JA全農 藤井暁米穀部次長
耀楽里 藤城正興常務取締役
ホクレン 南章也米穀部長
ファームフレッシュヤマザキ 山嵜哲志取締役
わらべや日洋食品 吉田宏購買部執行役員部長
<オブザーバー>
(公財)流通経済研究所 折笠俊輔農業・環境・地域部門部門長・主席研究員
ウォーターセル 齋藤達也代表取締役社長
日本農産情報 濱田昌一取締役企画・広報部部長
クリスタルライス 山村淳代表取締役社長
重要な記事
最新の記事
-
米価上昇止まらず 4月7日の週のスーパー販売価格 備蓄米放出効果いつから2025年4月21日
-
【人事異動】農水省(4月21日付)2025年4月21日
-
【人事異動】JA全農(4月18日付)2025年4月21日
-
【JA人事】JA新ひたち野(茨城県)新組合長に矢口博之氏(4月19日)2025年4月21日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】四つ巴のお手玉を強いられる植田日銀 トラの圧力"内憂外患"2025年4月21日
-
備蓄米放出でも価格上昇銘柄も 3月の相対取引価格2025年4月21日
-
契約通りの出荷で加算「60キロ500円」 JA香川2025年4月21日
-
組合員・利用者本位の事業運営で目標総達成へ 全国推進進発式 JA共済連2025年4月21日
-
新茶シーズンが幕開け 「伊勢茶」初取引4月25日に開催 JA全農みえ2025年4月21日
-
幕別町産長芋 十勝畜産農業協同組合2025年4月21日
-
ひたちなか産紅はるかを使った干しいも JA茨城中央会2025年4月21日
-
なじみ「よりぞう」のランドリーポーチとエコバッグ 農林中央金庫2025年4月21日
-
地震リスクを証券化したキャットボンドを発行 アジア開発銀行の債券を活用した発行は世界初 JA共済連2025年4月21日
-
【JA人事】JA新潟市(新潟県)新組合長に長谷川富明氏(4月19日)2025年4月21日
-
【JA人事】JA夕張市(北海道)新組合長に豊田英幸氏(4月18日)2025年4月21日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡2025年4月21日
-
農機・自動車大展示会盛況 JAたまな2025年4月21日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」おかやま和牛の限定焼肉メニューは「真夏星」 JAタウン2025年4月21日
-
「かわさき農業フェスタ」「川崎市畜産まつり」同時開催 JAセレサ川崎2025年4月21日
-
【今川直人・農協の核心】農福連携(2)2025年4月21日