農水省主催「和食ワールドチャレンジ」チェコの料理人が優勝2023年3月7日
農林水産省主催の日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」が2月27日、28日に開催。外国人料理人を対象に開かれた同大会の決勝大会が東京で開かれ、チェコ共和国のJakub HORAK選手が優勝した。
ファイナリストとして決勝を戦った6人の料理人。左から3番目が優勝したJakub HORAK選手
10回目の節目を迎える今大会は、パリ、ニューヨーク、シンガポールで地域予選会とオンライン予選会を実施。勝ち抜いた6人のファイナリストが腕を競い、今大会のテーマ「DASHI」に沿って共通食材で作る「煮物椀」と指定の八寸皿を使った「前菜5品盛り」を披露した。
優勝したJakub HORAK選手が作った煮物椀
優勝したJakub HORAK選手は「自分が優勝することは全く予期していなかったので、嬉しくて笑顔が止まりません。この優勝は私の人生を大きく変え、自分のキャリアにとって大きな追い風となる。今後は日本食のアンバサダーや講師となり、日本食には寿司・ラーメン・天ぷら以外にも数々の素晴らしい料理があることをチェコの人々に伝えていきたい」と語った。
また、2位はYEO In Hyeok選手、(日本、六雁※韓国国籍)、3位はAeron CHOO Boh Hin選手(シンガポール、Kappou)が選ばれた。審査を行なった日本食普及の親善大使で「菊乃井」主人の村田吉弘審査員長は「これだけ高いレベルになったのは今大会が初めて。ファイナリストはしっかりと出汁を引くことができていた。それぞれ個性を持った素晴らしい料理人で、これからが楽しみ。自国で引き続き、美味しい日本料理を提供していただきたい」とコメントした。
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