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酪農への支援対策で野村農相 「厳しいことは十分認識 飼料対策など3点セットで支援」2023年3月7日

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飼料価格の高騰などで厳しい経営に直面する酪農家への支援に向けて、野村哲郎農相は3月7日の閣議後会見で、「総理からも指示を受けており、飼料価格への激変緩和措置も含めた3点セットで取り組んでいきたい」と述べ、飼料高騰対策や低能力牛の早期淘汰による生乳の需給改善を通して農家を支援したいとの考えを示した。

生乳の需給改善に向けては、乳量が少ないなどの低能力牛を早期に淘汰する場合、今年3月から9月まで1頭当たり15万円を交付する事業がスタートしているが、牛を処分することによる支援には生産者からの批判も多い。

こうした中、酪農への支援対策について質問されたのに対し、野村農相は「酪農が非常に厳しいことは十分認識しており、総理からも色々な対策を講じるよう指示を受けている」と述べ、積極的に酪農への支援に取り組む姿勢を示した。

具体的には「1つは餌対策として激変緩和措置を講ずること、2つ目は高騰している輸入の粗飼料価格への対策、それに評判は悪いが1頭15万円を交付する生乳生産量の抑制対策を一緒に進める。この3点セットで取り組みたい」と述べ、複数の対策を組み合わせて農家を支援する考えを示した。

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