世界の農業政策転換に貢献を 屈FAО事務局長が野村農相を訪問2023年4月21日
4月22日から宮崎県で開かれるG7農相会合に出席するため来日したFAО(国連食糧農業機関)の屈冬玉事務局長が20日、野村農相を表敬訪問した。
屈事務局長(右)は「特別なおみやげを持ってきました」と自ら「農為國本」と認めた書を野村農相に贈った。
野村農相は屈事務局長にG7農相会合への参加に感謝を表明し、気候変動やコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻など新たな課題に直面しているなか、「今こそ各国がより連携することが重要。FAОの果たす役割も大きい」と評価するともに、FAОが世界の農産物需給や価格などの見通しを示すとともに、各国がどんな政策をとるべきなど貢献を期待し「G7農相会合を今後の農業生産のあり方についてのターニングポイントとしたい」と述べた。
屈事務局長は、農業インフラへの投資、テクノロジーによるイノベーション、開放的な市場、農村における女性や若者の力の活用など世界の食料生産の課題を指摘し、「世界の農業政策の転換をG7各国がリードしてほしい」などと述べた。
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