東京都の米支給事業 174万世帯へのクーポン発送終了 「5月末までに申し込みを」2023年5月9日
物価高で困窮する世帯への支援策として、東京都が低所得世帯174万世帯を対象に米などを支給する「東京おこめクーポン事業」について、クーポンの発送作業は4月末で完了した。東京都は対象世帯で届いていない場合はコールセンターに連絡してほしいと呼びかけるとともに、食品の申込期限の5月31日までに手続きを取ってほしいとしている。
東京都の「東京おこめクーポン事業」は、物価高の影響を受けやすい低所得世帯を対象に、米や野菜と引き換えられるクーポンを配布するもので、2月から郵送を開始し、すでに3月下旬から米などの配送が始まっている。
支援の内容は1世帯当たり米約25キロを基本としており、東京都は各世帯の事情に応じて9つのメニューを用意。米25キロを希望する場合は、米10キロと15キロの2回配送か、10キロ2回と5キロ1回の3回配送のコースから選ぶことができる。また、自炊をしない世帯や米のアレルギーがある家族がいる世帯に配慮して、パックご飯やうどん、カット野菜、果実飲料などを組み合わせたコースも用意している。
対象世帯は、令和4年度住民税非課税世帯など約174万世帯で、クーポンが届いた世帯は、同封のリーフレットを参考に希望するコースを選び、同封されたハガキや専用サイトから申し込む。
東京都によると、クーポンの郵送は4月下旬に足立区や町田市、一部離島などへの郵送を終えて発送作業が完了したという。大型連休があったことで一部世帯に届いてない可能性はあるものの、現時点で対象世帯であるにもかかわらずクーポンが届いていない場合は、下記のコールセンターまで連絡してほしいと呼びかけている。
また、食品の申込期限は5月31日と定めており、早めに申し込みの手続きを取ってほしいと呼びかけている。食品の配送はコースに応じて2回か3回に分けて、9月末までに順次、配送されることになっている。
東京都は「東京おこめクーポン事業コールセンター」(03-5249-3553)を設置し、今回の事業について対象世帯からの問い合わせを受け付けている。
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