石川県能登地方地震でため池など被害 野村農相「田植え前に早急対応を指示」2023年5月9日
石川県能登地方で発生した最大震度6強の地震により、珠洲市内で9か所のため池で堤防亀裂の被害が出ていることについて、野村哲郎農相は5月9日の閣議後会見で、「これから田植えシーズンを迎え、水を引けななくなる可能性もあるので、早急に対応するよう指示した」と述べ、農作業に影響が出ないよう対応を急ぐ姿勢を示した。
石川県の被害まとめ(8日午後1時現在)によると、震度6強を観測した珠洲市では、9か所のため池で堤防が亀裂したり保護ブロックが沈下する被害があり、現在、亀裂にブルーシートを被せるとともに水位を下げる処置を取っている。また、別のため池では、土砂崩れで下流の用水路が塞がったため、仮設ポンプを設置して水位を調整している。
野村農相は今回の地震による農林水産被害について、「現在、農政局からのべ6人を派遣しており、農業用施設や漁港施設などで被害があったとの報告を受けている。現地との連携を密にして全体の被害状況を把握したうえで農水省として何をすべきか今後検討したい」と述べた。
そのうえで、特に9か所のため池で被害が出ていることについて、「これから田植えシーズンを迎える。水を引けず田植えができないという可能性もあるので、早急に対応するよう指示している」と述べ、田植え作業に影響が出ないように対応を急ぐ姿勢を示した。
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