「Hiroshima FOOD BATON」第2期 食のイノベーションに挑戦する事業者など募集 広島県2023年6月6日
広島県は、食のイノベーションに意欲的に取り組む県内外の事業者を発掘し、県内の農業経営体をはじめとする食の「稼ぐ力」向上に資する新たなビジネスモデルを支援する「食のイノベーション推進事業」を実施。同事業を推進するプログラム「Hiroshima FOOD BATON」第2期に参加する事業者の募集を6月8日から開始する。
広島県では、生産性の高い農業を取り入れて安定した所得を確保しながら、農村地域のリーダーとして地域農業を支える企業経営体の育成支援を進めている。その中で、「異業種連携」、「社会環境の変化をビジネスにつなげたい」などのマーケットイン視点での取り組みを希望する意欲的な農業経営体が現れている。
広島県はこうした状況を踏まえ、ニーズを発掘し、生産から販売に係る食のバリューチェーンを構成する様々な事業者との連携を強化。マーケットイン視点の新商品・サービスを創造することで、農業経営体をはじめとする食の「稼ぐ力」を高めていく必要があると考えている。
初の試みとなった2022年度では多種多様な事業者へのヒアリングを通じて、食のバリューチェーン全体のリアルなニーズ・課題を発掘し、食の「稼ぐ力」を高める事業モデルの仮説を構築する一歩を踏み出した。その仮説をもとに3チームを採択し、新たな事業創出を支援。第1期採択チームから食の「稼ぐ力」向上の兆しや可能性が生まれてくる中、この成果をさらに加速・拡大させるため、今年度も食のイノベーションに取り組む意欲的な事業者と共にプロジェクトチームを組み、イノベーション事業の創出に挑戦。県内産業の振興に寄与する「稼ぐ力」のビジネスモデルの創発を目指す。
◎「R5年度Hiroshima FOOD BATON」概要
実施期間:6月8日~2024年3月31日
<募集テーマ>
1. いつも美味しい農作物の価値が味わえるビジネスの創出
2. 多品種・多商品型の地域食品加工サービスビジネスの創出
3. 顧客との共創で形作るコミュニティ価値訴求型ビジネスの創出
4. 「食」を楽しくする「農」体験ビジネスの創出
5. フードロスを減らす新たなエシカル消費型ビジネスの創出
6. 環境価値を活用した食の循環経済ビジネスの創出
7. 多様な人材ネットワーク活用によるワークシェアビジネスの創出
8. 農作物を適時に安定供給できるサプライチェーンビジネスの創出
9. 市場ニーズを踏まえた農作物開発・販売の最適化ビジネスの創出
募集期間:6月8日~令和5年7月7日
<応募資格>
・農業経営体または食のイノベーションに関心のある事業者であること
・取組みの目的が広島県内の農業経営体の「稼ぐ力」向上に資するものであること
・同事業遂行に誠実に取り組めること
採択条件:採択時に広島県内の農業経営体がプロジェクトチームに含まれていること
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