農作業中の熱中症搬送が前週から倍増 静岡県で26人 厳しい暑さ続き注意呼びかけ2023年7月20日
各地で猛暑日となった7月10~16日にかけて、農作業中などに熱中症で搬送された人は160人に上り、前週から2倍以上に増えたことが農水省のまとめで分かった。今後も厳しい暑さが予想されており、農水省は小まめな水分補給やできるだけ複数で作業するなど、熱中症への注意を呼び掛けている。
(農水省まとめ)
農水省は消防庁の速報値をもとに毎週、農・畜・水産の作業中に熱中症で緊急搬送された人数を独自にまとめ、公表している。
19日に公表された7月10日~16日のまとめによると、この期間中、農作業中などに全国で搬送された人は160人に上り、前週(3日~9日)の79人から倍増していることが分かった。
最も多かったのは静岡県で26人と前週(1人)から急増しているのをはじめ、埼玉県が13人で前週(6人)から倍増、愛知県が8人で前週(5人)から3人増えていた。静岡県では、この期間中に4日間、熱中症警戒アラートが発表されるなど高温の日が続いていた。
気象庁によると、今後も厳しい暑さは続く見通しで、農水省は農作業中などの熱中症への予防を呼びかけている。予防のポイントとして、①高温時の作業をできるだけ避けて風通しのいい場所で作業する②小まめな休憩と水分補給③できるだけ単独作業を避ける④帽子や速乾性の衣服着用などの活用を挙げている。
また、熱中症が疑われる場合は、直ちに作業を中断して涼しい環境へ避難して水分・塩分を補給することや、症状が改善しない場合は速やかに医療機関で診療を受けるよう求めている。
重要な記事
最新の記事
-
持続可能な食と農へ 農中と農研機構が協定2025年4月23日
-
将来受け手のない農地 約3割 地域計画で判明2025年4月23日
-
ふたつの「米騒動」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月23日
-
鳥インフル対策 大規模養鶏は分割管理を 農水省2025年4月23日
-
米の生産目安見直し 1.7万トン増産へ 北海道2025年4月23日
-
県内国公立大学の新入学生を秋田県産米「サキホコレ」で応援 JA全農あきた2025年4月23日
-
「岐阜えだまめ」の出荷始まる 初出荷は80kg、11月までに700t出荷へ JA全農ぎふ2025年4月23日
-
いわて純情米消費拡大月間がキックオフ JR盛岡駅前でおにぎり配布 JA全農いわて2025年4月23日
-
2025いわて純情むすめ大募集 純情産地いわての魅力を全国に伝える JA全農いわて2025年4月23日
-
【JA人事】JA常総ひかり(茨城県) 堤隆組合長を再任2025年4月23日
-
食べ物への愛と支える人々への感謝込め ニッポンエールからグミ、フルーツチョコ、ドライフルーツ詰め合わせ 全国農協食品株式会社2025年4月23日
-
カレー、ラーメンからスイーツまで 「鳥取の魅力」詰め合わせ JA鳥取中央会2025年4月23日
-
大自然から生まれたクリームチーズ 昔ながらの手作り飴に 蔵王酪農センター2025年4月23日
-
千葉県柏市「柏市公設市場」一般開放デー開催 市内JAが初出店2025年4月23日
-
新茶の季節に「お茶フェア」産地直送通販サイト「JAタウン」で初開催2025年4月23日
-
緑茶用品種「せいめい」全ゲノム配列を解読 多型情報解析を可能に 農研機構2025年4月23日
-
AIとIoT、新規センサを活用 スマート畜産排水処理技術を開発 農研機構2025年4月23日
-
「サツマイモ基腐病を防除する苗床の土壌還元消毒SOP」第2版を公開 農研機構2025年4月23日
-
第11回京都市場伊賀産肉牛枝肉研修会開く 伊賀産肉牛生産振興協議会2025年4月23日
-
充実の装備と使い勝手の良さで計量作業を効率化 農家向け計量器2機種を発売 サタケ2025年4月23日