全国初「ため池ベントナイトシート工法設計・施工マニュアル」策定 兵庫県2023年7月24日
兵庫県は、農研機構、神戸大学との共同研究により全国で初めて、「ため池ベントナイトシート工法設計・施工」における技術マニュアルを策定した。
ベントナイトシート工法のイメージ
兵庫県は、ため池整備に適する盛土材料(遮水性がある粘土質の材料)の調達・確保が困難な「ため池」における代替的な改修工法として用いる「ベントナイトシート工法」について、安全性と耐久性を確保した統一的な設計・施工を行うため、農研機構、神戸大学と共同研究を実施。
今回策定したマニュアルでは、「遮水性を確保するための設計手法」「構造上の安全性、耐震性能を確保するための設計手法」「施工方法、施工管理の方法、施工の留意点」「維持管理方法」などについて定めた。
ベントナイトシート工法(上)と一般的に行われている工法(下、参考)
策定までの主な取組として、ベントナイトシート工法における堤体の地震時における安全性を明確にするため、兵庫県は神戸大学大学院農学研究科と連携し、E-ディフェンス(実大三次元震動破壊実験施設)を活用した実大模型による加振実験を実施した。
今後は従来のため池改修工法に加え、ベントナイトシート工法も活用し、ため池整備を推進していく。
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