農作業中の熱中症搬送 高水準続き1週間で130人 北海道、鹿児島で急増2023年8月18日
各地で猛暑日が続く中、8月7日~13日の1週間、農作業中などの熱中症で搬送された人は全国で130人に上り、5週連続で100人を超えていることが農水省のまとめで分かった。今後も各地で猛暑日となる予報が出されており、農水省は十分予防対策を取るよう呼びかけている。
農水省は消防庁の速報値をもとに毎週、農・畜・水産の作業中に熱中症で緊急搬送された人数を独自にまとめ、公表している。
8月16日に公表された8月7日~8月13日のまとめによると、期間中、農作業中などに全国で搬送された人は130人に上り、前週(7月31日~8月6日)より24人減ったものの、5週連続で100人を超す高い水準が続いている。
都道府県別で最も多かったのは北海道で、前週から12人増えて21人だった。次いで鹿児島県が4人増えて13人、新潟県は2人減って8人と続いている。
週間天気予報によると、この先1週間も東京、名古屋、大阪など各地で最高気温が35度を超す猛暑日となる日がある見通しで、農水省は農作業中の熱中症への予防対策を呼びかけている。予防のポイントとして、①高温時の作業をできるだけ避けて風通しのいい場所で作業する②小まめな休憩や水分補給をする③できるだけ単独作業を避ける④帽子や速乾性の衣服を着用することなどをなどを挙げている。
また、熱中症が疑われる症状を感じたときは、直ちに作業を中断して涼しい環境へ避難して水分・塩分を補給することや、症状が改善しない場合は速やかに医療機関で診療を受けるよう呼びかけている。
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