さいたま市でゼロカーボンシティ実現へ共創施策 出光興産2023年8月28日
出光興産は、さいたま市とのゼロカーボンシティ実現に向けた連携協定に基づき、SSで再エネ電力の市内循環を開始した。
4つの取り組み概要
同社とさいたま市は、2021年6月29日に「ゼロカーボンシティ実現に向けた共創推進に関する連携協定」を締結し、市内の家庭でFITの買取期間が満了した太陽光発電設備の余剰電力を、同社のでんきブランド「idemitsuでんき」を介し、昨年10月から市内の所有施設に供給。本紙の取材ではこれまで供給された余剰電力は約5万kWhにのぼる。
また、7月からはガソリンスタンドのセルフ浦和中尾SS(サービスステーション)に設置したEV急速充電器に再生可能エネルギー電力の供給を開始した。同SSには、太陽光発電設備、蓄電池およびエネルギーマネジメントシステムを導入し、再生可能エネルギーの有効活用と市内循環を図る。
協定では、同社とさいたま市が環境・エネルギーの分野で連携・協働し、さいたま市内の再生可能エネルギーの利活用を促進する取り組みで、これまでに次の①~④の4つが実現している。
【4つの取り組み概要】
①「idemitsuでんき」が、市内家庭から太陽光発電設備の余剰電力を買い取るとともに、太陽光発電システムの異常の可能性を知らせるサービスや、点検や修理に対応できる市内の事業者を紹介する窓口を設け、太陽光発電システムの長期有効活用をサポートする。
② 買い取った太陽光の余剰電力を、「idemitsuでんき」の再エネ電力「グリーンプラス(CO2フリー)」として、市の公共施設、セルフ浦和中尾SSに供給。
③ セルフ浦和中尾SSでは、7月にEV急速充電サービスの提供を開始。EVに充電する電力も再エネとなる。
④ セルフ浦和中尾SSに太陽光発電システムを設置し、発電した電力をSS内で使用。余剰電力を蓄電池に充電し、電力が不足しやすい夕方等に放電するエネルギーマネジメントを行うことで、太陽光発電による電力を有効活用している。
重要な記事
最新の記事
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(2)DX戦略にも地域色拡充2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(3)JAは食・農の好循環先導を2024年7月17日
-
【訃報】生活クラブ生協連の加藤好一顧問が逝去2024年7月17日
-
【人事異動】農水省(7月16日付)2024年7月17日
-
【注意報】ナシ、ブドウなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年7月17日
-
ガチャピン・ムックとコラボ「ニッポンエール」グミ発売 JA全農2024年7月17日
-
日本農業の未来をけん引する人材育成へ 宮城県加美農業高校とNTT東日本グループが連携2024年7月17日
-
【注意報】大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類による斑点米発生に注意 千葉県2024年7月17日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岩手県2024年7月17日
-
「第3回 全国桃選手権」開催 全国から45品がエントリー 日本野菜ソムリエ協会2024年7月17日
-
ハウス栽培向け環境制御システムのラインアップを拡充 クボタ2024年7月17日
-
生とうもろこしまるかじり 昭和村で農業体験開催 パルシステム群馬2024年7月17日
-
過去最大級60ブース出展「北海道新規就農フェア」8月3日に開催2024年7月17日
-
温室効果ガスを排出しないコンパクトな水素燃料電池発電システムを商品化 ヤンマーES2024年7月17日
-
さいたま市内の飲食店で「まんてん会津夏野菜フェア」開催2024年7月17日
-
AI活用畜産DX 肥育牛対象の耳標型「イヤタグセンサー」提供開始 デザミス2024年7月17日
-
「第8回高校生科学教育大賞」最優秀賞は京都府立桂高校 バイテク情報普及会2024年7月17日
-
「広島県産はっさく&レモンサワー」23日にリニューアル発売 JA全農2024年7月17日
-
「長野県産スイカフェア」開催 銀座の直営飲食店舗で18日から JA全農2024年7月17日
-
福岡JAトップ座談会「若い世代に魅力ある農業を」【食料・農業・農村/どうするのか? この国のかたち】2024年7月16日