「そ・と・の・は・た・け」で安全対策を クボタ2023年8月31日
農水省が主催した8月23日の令和5年秋の「農作業安全確認運動推進会議」の中で、クボタは独自で農業者に実施した農作業安全への意識調査アンケートと、その結果から導きだされた傾向と対策を中心に報告した。
農業従事者の安全対策に対する意識や取り組みなどについて調査を行ったところ、事故やヒヤリハット経験をした農業従事者は全体の約7割になるにも関わらず、日常的に事故防止に取り組む人が少ないことが判明した。事故の経験や危険な認識がありながら、安全対策に取り組めていない農業者からは「何から取り組んでいいのかわからない」という声が多いことが分かった。
これをうけて農作業時に潜む危険のうち、優先して取り組んでほしい項目6つ「装着!シートベルト」、「止めて!エンジン」、「飲んでね、お水!」、「背後を確認!」、「タオルは首にかけない!」、「傾斜と道幅に注意」を洗い出した。さらにこの頭文字をつなげた「そ・と・の・は・た・け」を合言葉として呼びかけ、安全対策の徹底を促すことを提案した。
また、「農作業安全に関する指導者」は全国で188名のところ、社内で新たに89名を追加養成する予定で、多くの社員が指導者として安全対策を現場に促す体制を整える。このほか、ロボット技術・ICT等を活用した「スマート農業」が、農作業安全に貢献できるとの考えから、無人の農作業機の開発に力を入れ、2024年に無人仕様コンバインの発売を計画している。
クボタ担当者は「これらを中心に引き続き、豊かな農業の発展に取り組みたい」と話した。
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