世界農業遺産「静岡の茶草場農法」認定10周年記念事業の参加者募集 静岡県2023年9月5日
静岡県は、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」が今年、認定10周年を迎えることから10月20日と21日に記念事業を実施。20日は掛川市内のホテルで記念式典を開き、21日には、認定地域の魅力を満喫する日帰りバスツアーを計4コース開催し、一般参加者も募集している。
茶草場農法は、茶園の畝間にススキやササを主とする刈敷きを行う伝統農法で、この茶草によって、茶の味や香りが良くなる。静岡県の茶栽培では、秋から冬にかけて、茶園の周辺にある"茶草場"の草を刈って茶園の畝間に敷く作業が行われている。茶草場は、夏にはただの草むらにしか見えないが、秋になると綺麗に刈られた草が束ねられ、干してある風景は静岡県の茶栽培の特徴とも言える。
茶草場のような人の手によって維持管理されている草地環境は"半自然草地"と呼ばれ、毎年秋の草刈りが、茶草場を多様な生物の生息する特別な場所に変えてきた。茶草場では300種類以上の動植物が生息し、固有種や絶滅危惧種も確認されており、茶農家の茶づくりへのこだわりが里山の草地の環境を守り続けてきた。
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」認定10周年記念事業
◎世界農業遺産「静岡の茶草場農法」認定10周年記念事業概要
(1)10月20日の記念式典
場所:掛川グランドホテル3階シャングリラスイート
時間:午後1時30分~午後5時30分
料金:無料
<内容>
①基調講演「世界農業遺産と静岡の茶草場農法」
講演者:世界農業遺産等専門家会議委員長 武内和彦氏
②海外の世界農業遺産認定地域紹介
中国「安渓鉄観音の茶文化システム」(オンライン)
韓国「花開村における河東地方の伝統的茶栽培」
③日本国内の農業遺産認定地域紹介
国内の世界農業遺産および日本農業遺産認定地域によるPRブース
④パネルディスカッション「世界農業遺産の観光資源としての活用方法」
コーディネーター:国連大学サステイナビリティ高等研究所 客員リサーチ・フェロー 永田明氏
(2)10月21日のエクスカーション(日帰りバスツアー)
場所:掛川駅南口発着
時間:午前8時30分~午後4時30分頃
料金:コースごとに異なる(3600円~7500円)
<内容>
「静岡の茶草場農法」認定地域である4市1町(掛川市、菊川市、島田市、牧之原市、川根本町)の魅力を満喫する計4コースの日帰りバスツアー
<申込みについて>
申し込み方法
①申込み受付フォームからWEB上で申込み
②FAX申込み書に記入の上、FAXで申込み(FAX)03-6745-7371
申し込み期限
記念式典:9月20日まで
エクスカーション:10月13日まで
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