肥料、飼料の伸びは一服 生産資材は前月より減も前年同月比1.3%上昇 7月の農業物価指数2023年9月5日
農水省が公表した今年7月の農業物価指数によると、令和2年を100とした指数は生産資材で120.9となり、畜産用動物等が低下したものの、農業薬剤、農具機等の上昇で前年同月比で1.3%上昇、前月よりは0.7%低下したが、依然として高止まりの状態が続いている。ただ、これまでの肥料、飼料の上昇は一服した。
農業生産資材価格指数(令和2年=100)
農水省が公表した7月の農業物価指数によると、生産資材のうち畜産用動物は87.0で前年同月より7.9%減少、前月比では2.8%下がった。農業薬剤は113.5で前年同月より10.5%上昇し、前月からは0.1%上がった。
肥料のうち高度化成は前月より6.8%下がって148.4、尿素も9.8%下がって182.2。塩化カリウムは前月から9.0%下がって170.0。
飼料については、配合飼料が1.3%下がって145.3。トウモロコシは前月から2.7%下がって161.1。
一方、農産物は104.0で前年同月より4.7%上昇、前月からは2.3%上がった。鳥インフルエンザ流行の影響で鶏卵は187.6となり、前年同月比で52.4%上昇したが、前月より4.6%下がった。米は84.2で前年同月より4.7%上昇したが、前月からは0.1%下がった。いもは118.1で前年同月より30.9%上昇、野菜も101.9で前年同月より4.1%上昇した。
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