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東北初の公立農林業系専門職大学「東北農林専門職大学」設置認可 9/6から志願者募集開始2023年9月6日

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東北初の公立の農林業系専門職大学である東北農林専門職大学の設置認可が、9月4日に文部科学大臣からおりたことをうけ、来年度の志願者の募集を9月6日から開始した。山形県は優れた技術と経営力、国際競争力を身に付けた農業・森林業のリーダーとなる人材の育成を目指す。

東北初の公立農林業系専門職大学「東北農林専門職大学」設置認可 9/6から志願者募集開始

■東北農林専門職大学開学の背景

担い手の減少・高齢化、農地の荒廃化、管理が十分でない森林の増加など、農業・森林業そのものに係る課題に加え、世界・社会全体が大きく変化したことや国内の少子高齢化の進展の一方、世界の人口は増加し農林業のマーケットは拡大傾向にある。

その他、様々な要因による食料安全保障への懸念など世界で起こるこれらの複合的な変化に的確に対応し、優れた技術力と経営力を持って将来を切り開き、国際的にも比肩し得る農林業の経営人材の育成が急がれる。

こうした情勢を踏まえ、山形県は山形を起点とした将来の農業・森林業を担う人材を育成するため、東北農林専門職大学の設置を計画した。

大講義室イメージ大講義室イメージ

■東北農林専門職大学開学の狙い

日本の農林業は従事者の減少・高齢化やDXの進展、世界的な持続可能性への意識の高まりなど、大きな環境変化の中にある。

そのため東北農林専門職大学では、優れた技術と経営力、国際競争力を身に付け、農業・森林業のリーダーとなる人材の育成と、現場の課題解決・関連産業の振興に向けた研究等を行い、農業・森林業の持続的発展と地方創生に資することを目指す。

また、東北農林専門職大学では、近年需要が高まっている社会人のリスキリングにも対応する。

学生食堂イメージ学生食堂イメージ

■東北農林専門職大学の強み

・多くの実習先との提携による臨地実務実習(学外実習)大規模な稲作経営体や6次産業化を実践する法人、スマート林業を行う森林業事業体など、多種多様な実習先を300ヶ所以上を確保。
2年次から4年次まで毎年30日間、目指す進路に合った実習先でリアルな農林業経営を継続的・段階的に学ぶことができる。
・農林業に必要な様々な資格の取得が目指すことができる。
・山形県内の農林業界、県、市町村、地域の皆さんが一緒になって大学の教育・研究や学生の卒業後の進路を応援する体制が整っている。

■学科

【農業経営学科】
「農業経営の現場や地域に出て学び、生きた農業経営や地域の課題解決能力を身に付ける」

東北地方では、四季の変化に富んだ気象条件など恵まれた自然環境のもと、豊富な農産物が生産されている。

農業経営学科では、東北の農業の特色を活かして、農業の生産技術力及び経営力を高める専門的な学び等を提供し、農産加工・販売をはじめとする農業経営の多角化にも対応可能な農業経営者等の育成及び研究を行う。

【森林業経営学科】
「林業を起点とした森林資源のフル活用に取り組み、時代の要請に応えるビジネスを構築」

本学科は、SDGsや脱炭素社会への変革など、国際的な潮流と調和しながら、林業を起点として森林資源のフル活用に取り組む「森林業」を学ぶ。

林業を中心にきのこ等の非木材森林産品、森林サービス産業等について、実践的な教育と地域課題の解決を担い、森林業分野の専門職業人材の育成及び研究を行う。

また、9月30日には現地でオープンキャンパスを行う。
①大学説明:大学の教育内容や施設などの教育・研究環境、入試内容などを紹介。また、建設中の校舎、実習で使用する圃場や演習林を動画等により説明。
②個別相談:教育内容や学費、入試、想定される進路など受験生の疑問点に答える。

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