中干し期間の延長 フェイガーのプロジェクトがJクレジットに承認2023年9月7日
農林水産省は9月5日、J-クレジット制度認証委員会が(株)フェイガーの中干し期間の延長プロジェクトをJ-クレジットに承認したと発表した。今後、手続きを経てプロジェクト登録される。
同社は今年5月、JAグループがスタートアップ企業を支援するプログラム「JAアクセラレーター」の第5期採択企業に選ばれた。「農業由来のカーボンクレジット生成と販売」を通じて農家の脱炭素の取り組みや収益化の支援をめざす。
今回承認された「水稲栽培における中干し期間の延長」は、中干し期間を7日間延長することによってメタンガスの発生量を3割削減することができる。
水田からのメタン排出はわが国全体のメタン排出量の約4割を占め、その排出削減はみどり戦略やみどり戦略や政府の地球温暖化対策計画にも位置づけられている。中干し期間を、その水田での直近2年以上の平均実施日数より7日間以上延長し、所定の審査を受けると削減量分の「クレジット」の認証を受けることができる。
同社は今年度、2000haのクレジットの生成と5000t‐CO2の削減、来年度は1.5万haのクレジットの生成と5万t‐CO2削減をめざしてJAグループや自治体との連携を強化する方針だ。
J-クレジット制度を活用した場合、クレジットを温室効果ガスを排出する側の大企業などへ売却することで売却益を得ることができる。同社は「農業の脱炭素化を進めるとともに生産者の収入増加にも貢献していく」としている。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日