4粒の種からよみがえった幻の伝統野菜「佐土原ナス」市長がトップセールス 宮崎市2023年9月28日
宮崎市は、地元食材として注目される「佐土原ナス」をより多くの人に知ってもらおうと、清山知憲市長が農家を訪れ、収穫や料理作りを通して「佐土原ナス」の魅力をアピールする動画を作成しYouTubeで公開した。
宮崎伝統野菜の「佐土原ナス」
宮崎市佐土原を中心に江戸時代から栽培されていた「佐土原ナス」。皮が薄く、アクが少ないため生で食べられ、火を通せば驚くほどみずみずしく、口の中でとろける食感が楽しめる。今では市民への認知度が上がっているが、佐土原ナスは栽培が難しく、色が薄い上、形が不揃いのものが多いなどの理由で戦後にはほとんど作られなくなり、食卓から姿を消した幻の野菜となっていた。
生の「佐土原ナス」にかぶりつく清山市長
その佐土原ナスの味をもう一度よみがえらせようと宮崎市の農家たちが立ち上がり、宮崎県が保管していた100粒の種の中から、4粒の発芽に成功。現在、「宮崎市佐土原ナス研究会」を中心に少しずつ生産量を増やしている。
生で食べると食感はリンゴに近く、味はアクがなく甘みがありフルーティーな佐土原ナス。動画では佐土原ナスをつくる農家を清山市長が訪ね、サラダや焼きナスを作り、佐土原ナスのおいしい食べ方も紹介する。
清山市長(右から3人目)と「佐土原ナス」生産者
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