鳥インフル フランスからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2023年10月2日
農林水産省動物検疫所は9月29日、フランス全土から日本向けに輸出される生きた家きん、家きん肉等の一時輸入を停止することを発表した。
農水省によると、フランス家畜衛生当局は10月1日から、フランス全土の飼養あひるを対象に高病原性鳥インフルエンザワクチンの接種を開始する旨の連絡があった。
現行の高病原性鳥インフルエンザワクチンは感染を完全に防ぐことはできず、清浄性が確認できないことから、日本はワクチン接種国からの生きた家きん、家きん肉等の輸入を認めていない。また、フランスと合意している家畜衛生条件においても、その旨を規定していることから、農水省は10月1日以降、フランス全土からの生きた家きん、家きん肉等の輸入を停止した。
なおワクチン接種国から生きた家きん、家きん肉等の輸入を停止するのは、日本で飼養されている生きた家きんがウイルスに感染することを防止するためであり、食品衛生のためではない。
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