鳥インフルエンザ 野鳥で国内1例目確定 環境省2023年10月12日
環境省は10月11日、北海道美唄市で野鳥から高病原性鳥インフルエンザが検出されたと発表した。今シーズン1例目の野鳥での陽性確定例となり同省は野鳥の監視を強化する。
10月4日に美唄市でハシブトガラス1羽の死亡個体が回収され簡易検査を実施したところA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認され、環境省は高病原性鳥インフルエンザの疑い事例として公表した。
その後、国立環境研究所で遺伝子検査を実施したところ、11日に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された。
これを受けて農林水産省は同日、都道府県や養鶏関係団体に注意喚起の通知を出した。
家きん飼養農場での発生予防対策では▽消毒・更衣前後での交差のない動線、明確な境界線の確保、▽野生動物対策として農場内の整理整頓、堆肥舎や鶏糞搬出口への覆いの設置、▽入気口対策として粉じん、羽毛など取り込み対策に野鳥避けの設置、フィルター設置の検討などほか、毎日の健康観察、異状の早期発見、早期通報などが重要となる。
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