肥料、飼料の伸びは一服感続く 8月の農業物価指数 農水省公表2023年10月12日
農水省が公表した今年8月の農業物価指数によると、令和2年を100とした指数は生産資材で121.1となり、畜産用動物等が低下したものの、農業薬剤、諸材料等の上昇で前年同月比で1.3%上昇、前月よりは0.2%上昇し、依然として高止まりの状態が続いている。ただ、これまでの肥料、飼料の上昇は一服している。
農水省が公表した8月の農業物価指数によると、生産資材のうち畜産用動物は86.1で前年同月より6.3%減少、前月比では1.0%下がった。
農業薬剤は113.5で前年同月より10.3%上昇し、前月からは変わらず。諸材料等は114.1で前年同月より10.5%上昇。前月からは0.5%上がった。
肥料のうち高度化成は前月より1.2%下がって146.6、尿素も2.3%下がって178.1。塩化カリウムは前月から2.0%下がって166.6。
飼料については、配合飼料が0.2%下がって145.0。トウモロコシは前月から1.2%下がって159.2。
一方、農産物は102.5で前年同月より3.1%上昇、前月からは1.4%下がった。鳥インフルエンザ流行の影響で鶏卵は169.4となり、前年同月比で37.3%上昇したが、前月より9.7%下がった。米は84.3で前年同月より4.9%上昇し、前月からは0.1%上がった。いもは116.0で前年同月より8.0%減少、果物も98.4で前年同月より3.4%下がった。
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