地域の産業に活力を 農業関係者とスタートアップの第2回交流会を開催 豊橋市2023年10月17日
愛知県豊橋市は9月19日、農業関係者と農業系スタートアップによる実証開発プロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP(豊橋アグリミートアップ)」の一環として、農業関係者とスタートアップの交流会を同市野依町のJA豊橋本店で開催した。
農業関係者と農業スタートアップが交流を深めた(9月19日、豊橋市)
全国有数の農業地域である豊橋市は、同プロジェクトにより、地域の農業課題解決につながる新製品やサービスの開発を目指している。2年目の今年度も、全国のスタートアップから解決策の提案を募るアグリテックコンテストを開催。賞金総額1000万円で、受賞した企業が実証実験に入る。
今回の交流会は、農業関係者とスタートアップ双方の関心を知るとともに、理解をより深め、共創につなげることが目的に開催。この日は今年度2回目の交流会となり、豊橋アグリミートアップのサポーターの1つである、JA豊橋の本店を会場にオンラインと合わせて総勢約90人が参加した。
最初に宮崎、新潟、東京などを拠点にするスタートアップが登壇。株式会社アグリー、株式会社ライトライト、ウォーターセル株式会社、株式会社フェイガー、inaho株式会社、TUMMY株式会社の6社が会社や事業について説明した。自動収穫ロボットによる生産の自動化・省力化や、後継者を募集したいという農家と承継したいという人や企業をつなぐ事業承継のプラットホーム、食と農のブランディングによる農家支援など、農業が抱える課題の解決に向けて様々なサービスが紹介された。
プレゼン終了後は、その場で名刺交換の時間となり、関心を持ったスタートアップの代表者らと活発に意見を交わした。参加した農家の一人は「話を聞いたスタートアップの中には、中小規模の農家も利用できそうな技術、事業もあった。個人的にはブランディングに関心を持ちました」と話していた。第3回交流会は2024年3月ごろの開催を予定している。
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