6年度予算折衝 担い手確保と基盤整備、経営安定対策の充実を重視 坂本農相2023年12月19日
坂本農相は12月19日の閣議後会見で財務大臣との折衝を前にした令和6年度当初予算の獲得に向けた意欲を語った。
会見で当初予算獲得に向けた意気込みを聞かれた坂本農相は「食料・農業・農村政策の新たな展開を方向をふまえて、食料安全保障の強化、環境対応と、さらには人口減少といった諸課題への対応を着実に進めていくための予算にすべく、現在、財政当局と詰めの調整を行っている」と述べたうえで、今後の大臣折衝では「担い手の確保、それに資する基盤整備、経営安定対策のさらなる充実の必要性を財務大臣にしっかりと説明し、必要な予算(確保)を図っていきたい」と話した。
また、2024年物流問題に関して「遠隔地の生産地では大きな問題。関係者の意識改革(が遅れ)、パレットの必要性がまだ十分に浸透していないところもある。発荷主、着荷主、さらには物流業者、一般消費者の協力を得て取り組んで行く必要があると考えている」と話し、政府が6月に決めた物流革新に向けた政策パッケージをもとに課題解決に取り組む必要があるとの考えを示した。
そのなかで「JA熊本市が柑橘選果場の整備を機にロボットアームによるパレットへの積み込みが行われるようになった」ことを紹介、また、小売業者でも今年3月に大手スーパー4社が物流の負担軽減のため発注から納品までの時間を伸ばすとの宣言を行い、これが10社にまで拡大してなど、優良事例も出てきたことを指摘し、これらの取り組みを広め「農林水産物の物流の確保に努めていきたい」と語った。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】モモほ場で「モモ果実赤点病」県内で初めて確認 愛知県2024年12月27日
-
【特殊報】ブドウにシタベニハゴロモ 県内の果樹園地で初めて確認 富山県2024年12月27日
-
【注意報】かぼちゃにアブラムシ類 八重山地域で多発 沖縄県2024年12月27日
-
米輸入めぐるウルグアイ・ラウンド(UR)交渉 過度な秘密主義に閣僚も「恥」 1993年外交文書公開2024年12月27日
-
1月の野菜生育状況 さといも以外の価格 平年を上回る見込み 農水省2024年12月27日
-
(416)「温故知新」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月27日
-
東京23区の12月の消費者物価 生鮮食品の前年同月比は2桁増2024年12月27日
-
JA全農あきたがスマート農業研修会 農機・担い手合同は初2024年12月27日
-
【農協時論】石破新政権へ期待と懸念 地方創生自任し民主的な議論を 今尾和實・協同組合懇話会代表委員2024年12月27日
-
ブランドかんきつ「大将季」登場 銀座三越で「鹿児島の実り」開催 JA全農2024年12月27日
-
「鹿児島県産 和牛とお米のフェア」東京・大阪の飲食店舗で開催 JA全農2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(1)循環型社会 日本が先導を 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(2)化石資源補助削減が急務に 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
【人事異動】日本農産工業(2025年4月1日付)2024年12月27日
-
TNFDを始める企業必見 農林中金・農中総研と共同セミナー開催 八千代エンジニヤリング2024年12月27日
-
「産直白書2024年版」刊行 記録的な猛暑で農業の難しさが顕著に 農業総研2024年12月27日
-
農林中金 医療メーカーのニプロとソーシャル・ローン契約 10団体とシンジケート団2024年12月27日
-
協同組合振興研究議員連盟に国会決議を要請 IYC全国実行委員会2024年12月27日
-
2025国際協同組合年全国実行委員会がSNSで情報発信2024年12月27日
-
インターナルカーボンプライシング導入 井関農機2024年12月27日