農林水産物輸出 1兆4547億円 過去最高を更新2024年1月31日
農林水産省は1月30日、2023年の農林水産物・食品の輸出額を公表した。11年連続で前年比プラスを継続し、過去最高額を更新した。
農林水産物・食品全体の輸出額は1兆4547億円で前年より407億円増えた。伸び率は2.9%。
アフターコロナとなった2023年は世界的に人々が外出して飲食する機会が増えたことに加え、円安も追い風となって上半期は前年同期比+9.6%となった。一方、下半期はALPS処理水の放出で中国などが輸入規制を行ったため中国向け輸出が▲14.6%となるなどの影響で対前年比▲2.9%と
なった。ただ、年間を通してみると+2.9%となった。
農産物は9064億円で同+2.3%となった。このうち加工食品5103億円を除く、一次農産品は3961億円で前年比+3.7%となった。
牛肉は+11.2%で過去最高の578億円となった。台湾、香港を中心に外食需要が回復したことが影響した。
緑茶も健康志向の高まりを背景に欧米を中心に抹茶などの粉末茶の需要が増加し同+33%の292億円となった。
青果物は猛暑などの影響で全体では▲1.2%だったが、イチゴは+17.6%で61億円となった。
また、米もカリフォルニア米の高騰で米国向け輸出が増加し、同+27.5%の94億円の過去最高額となった。
政府は2025年に2兆円を達成する目標を掲げている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(127)-改正食料・農業・農村基本法(13)-2025年2月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(44)【防除学習帖】第283回2025年2月1日
-
農薬の正しい使い方(17)【今さら聞けない営農情報】第283回2025年2月1日
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日