「農泊インバウンド受入促進重点地域」28地域を選定 農水省2024年3月1日
農林水産省は、農泊地域への訪日外国人旅行者(インバウンド)のさらなる受入促進のため、これまで農泊に取り組んできた地域の中から、「農泊インバウンド受入促進重点地域」28地域を選定した。
「農泊インバウンド受入促進重点地域」に選定された28地域
インバウンドの需要の回復を受け、ゴールデンルートから農山漁村への地方誘客と消費を促すことが重要となっている。農水省は、農山漁村滞在型旅行「農泊」に取り組む地域で、令和7年度までに年間延べ宿泊者数に占めるインバウンドの割合を、令和4年度実績の約2.5%から10%に向上させることを目標に、地域の取組を支援している。
農山漁村地域へのインバウンドの受入促進に向けて、的確なターゲット設定のもと、ソフト・ハード両面での利便性向上に向けた受入環境整備と、農泊の魅力を発信する海外向けのプロモーションが必要であることから、農水省は、このほど、全国621の農泊地域のうちインバウンドの更なる受入を目指す55地域から「農泊インバウンド受入促進重点地域」を28地域選定した。今後、農水省と関係機関が一体となって支援し、農泊地域へのインバウンド誘客体制を強化する。
また、今回選定された重点地域に対しては、関係機関とも連携し、以下の4点について支援を実施する。
1.農山漁村振興交付金(農泊推進型)による追加的な受入体制整備の優先支援
2.海外旅行会社等との商談会やモニターツアー等の設定や、海外向けプロモーション
3.観光庁「地域観光新発見事業」について、重点地域を勘案した採択
4.JNTO(日本政府観光局)による海外向けプロモーション
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