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7月の野菜生育状況 レタス、ブロッコリーがお買い得 農水省2024年7月1日

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農林水産省は6月28日、東京都中央卸売市場に出荷される7月の野菜の生育状況と価格見通しを主産地等から聞き取り、結果を公表した。7月は、レタス、ブロッコリーがお買い得の見込み。冬春の産地から夏秋の産地への切り替わり等に伴い、出荷が安定し、価格が落ち着く野菜が増えると見込まれる。

<今後の生育、出荷および価格見通し>

◎だいこん
青森県産に加え、北海道産の出荷も増加。主産地の生育は順調で、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎にんじん
千葉県産中心の出荷から、青森県産・北海道産中心の出荷へと切り替わる。青森県産・北海道産の生育は順調。千葉県産は4月から5月の曇天・多雨の影響により細物傾向となっていることに加え、歩留まりの低下が見られ、7月の出荷数量は平年を下回る見込み。
全体として、7月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移。7月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎はくさい
主産県の生育は順調。7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎キャベツ
千葉県産・茨城県産中心の出荷から、群馬県産・岩手県産中心の出荷へと切り変わる。
主産県の生育は順調。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

◎ほうれんそう
群馬県産・茨城県産・栃木県産中心の出荷。
群馬県産・茨城県産は好天により生育が前進傾向で7月前半の出荷数量は平年を上回る見込み。栃木県産の生育は概ね順調。
全体として、7月前半の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移し、7月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎ねぎ
主産県の生育は順調。7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎レタス
主産県で、6月以降の好天により生育が良好。出荷量の増加が見込まれるため、7月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。

◎きゅうり
埼玉県産・群馬県産主体の出荷から、福島県産・岩手県産・秋田県産中心の出荷に切り替わる。
福島県産の生育は概ね順調。岩手県産は気温高により生育が前進しており、7月前半の出荷数量は平年を上回る見込み。7月後半は高温による生育遅延が懸念され、出荷数量は平年を下回る見込み。秋田県産の生育は概ね順調。
全体として、7月前半の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移。7月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎なす
群馬県産・茨城県産・栃木県産中心の出荷。
群馬県産・茨城県産は好天により生育が前進傾向のため、7月前半の出荷量は平年を上回る見込み。栃木県産の生育は概ね順調。
全体として7月前半の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移。7月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎トマト
栃木県産・熊本県産・愛知県産主体の出荷から、北海道産・青森県産・岩手県産主体の出荷に切り替わる。
北海道産・青森県産の生育は順調。岩手県産は気温高により生育が前進しており、7月前半の出荷数量は平年を上回る見込み。7月後半は高温による生育遅延が懸念され、出荷数量は平年を下回る見込み。
全体として、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎ピーマン
茨城県産に加え、岩手県産の出荷が増加する。
茨城県産の生育は順調。岩手県産は気温高により生育が前進しており、7月前半の出荷数量は平年を上回る見込み。7月後半の出荷数量は平年並みとなる見込み。
全体として、7月の出荷数量・価格は平年並みとなる見込み。

◎ばれいしょ
茨城県産は玉付きがやや少なく、7月の出荷数量は平年を下回る見込み。静岡県産は3月の凍霜害により小玉傾向となっていることに加え、歩留まりの低下が見られ、7月の出荷数量は平年を下回る見込み。千葉県産・北海道産の生育は順調。
全体として、7月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

◎さといも
宮崎県産・鹿児島県産・千葉県産主体の出荷。
主産地の生育は順調で、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

◎たまねぎ
兵庫県産の生育は順調。佐賀県産は3月から4月の多雨の影響により、生育不良、歩留まりの低下が見られ、7月の出荷数量は平年を下回る見込み。
全体として、7月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

◎ブロッコリー
主産地で、6月以降の好天により生育が良好。出荷量の増加が見込まれるため、7月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。

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