家畜衛生ポスターデザインコンテスト「アフリカ豚熱感染防止」テーマに募集 農水省2024年7月4日
農林水産省は「家畜衛生ポスターデザインコンテスト」を開催。家畜の病気やその対策への理解を深めてもらうため、令和6年度は「アフリカ豚熱感染防止」をテーマに7月16日~9月30日の期間、作品を募集する。
現在、日本を含む世界中で、高病原性鳥インフルエンザや豚熱などの家畜に深刻な被害を及ぼす伝染病の発生・まん延が大きな問題となっており、家畜にこうした病気が広がると、畜産業に大きな被害を与え、肉や卵を含む食品の安定供給に深刻な被害を及ぼす可能性がある。
農家をはじめ畜産関係者は、家畜の病気が農場に入らないように、日頃から対策しているが、病原体は衣類や靴、食品などを介して、家畜が直接感染したり、野鳥やイノシシなどの野生動物を経由して感染したりする場合がある。
家畜の伝染病対策は、農場だけでなく、日本に滞在または居住する人全員で心がける必要がある。
アフリカ豚熱(アフリカぶたねつ)は、豚やイノシシが感染する、感染率と死亡率が高い病気。日本では発生していないが、日本の豚農場で発生すれば、多くの豚が死亡し、おいしい日本産豚肉の生産が難しくなる。特に、イノシシがアフリカ豚熱に感染すると、豚への感染源となるため、対策が重要。イノシシは山にも多数生息しており、畜産関係者だけでなく、日本に滞在又は居住する人全員で対策を行う必要がある。
特に、国内外からの観光客や山林に立ち入る人に向けて、アフリカ豚熱感染防止への協力意識が高まるデザインのポスターデザインを募集する。
◎アフリカ豚熱感染防止における重要な対策
1. イノシシを誘引しないよう野山では残飯は持ち帰りましょう。
2. ウイルスは土にも含まれる。靴の泥は下山の前に落としましょう。
3. 家畜がいる施設に近づかないようにしましょう。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日