第11回ロボット大賞 受賞ロボット決定 農水省2024年9月11日
農林水産省は、一般社団法人日本機械工業連合会、経済産業省その他関係省庁との共催により「ロボット大賞」を実施している。
ロボット大賞は、我が国のロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため、特に優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組などを表彰する制度。
左:株式会社NEWGREENのアイガモロボ(同社提供)
右:株式会社クボタの無人ロボットコンバイン(同社提供)
この度、「第11回ロボット大賞」において、株式会社NEWGREENの「水田に浮かべる自動抑草ロボット『アイガモロボ』」が農林水産大臣賞を受賞した。
■審査結果
「第11回ロボット大賞」の募集期間(令和6年2月19日~4月12日)に寄せられた全85件の応募の中から第11回ロボット大賞審査特別委員会等の審査を経て、農林水産大臣賞を、株式会社NEWGREENの「水田に浮かべる自動抑草ロボット『アイガモロボ』」に決定した。
〇農林水産大臣賞
【受賞ロボット】水田に浮かべる自動抑草ロボット「アイガモロボ」
【企業】株式会社NEWGREEN(東京都小金井市)
【概要】
化石燃料や化学農薬、人の手を使わずに自動で走行する水田抑草ロボット。農研機構との実証実験では、収量が1割増加し、除草工数が6割削減された。特に有機農業に取り組む農業者からの期待は高く、2023年には、500台を製造・販売した(完売)。また、G7農業大臣会合で展示された他、中国やベトナムでの実証実験が開始されるなど、国内外から注目を集めている。さらに、今後10年間で数万台の販売を計画している。
〇その他の農業関係の受賞ロボット
<優秀賞(農林水産業・食品産業分野)>
【受賞ロボット】無人ロボットコンバイン
【企業】株式会社クボタ(大阪府大阪市)
【概要】
稲や麦の収穫作業を自動で行う業界初の無人ロボットコンバイン。2024年1月に販売を開始し、有人監視下での無人走行に分類される。先進技術と制御技術を駆使し、圃場形状マップの自動作成や走行ルート設定、タンク満杯時に排出位置への自動移動などの機能を備える。また、農業の担い手の高齢化や人手不足に対応し、効率的な農作業を可能にすることで、農業経営の基盤強化と食料安全保障への貢献が期待できる。
■表彰式及び合同展示
第11回ロボット大賞の表彰式及び合同展示は、「Japan Robot Week 2024」の会場内において、以下のとおり行う。
【表彰式】
日時:令和6年9月18日(水曜日)10時30分~
場所:東京ビッグサイト 第6ホール内メインステージ
所在地:東京都江東区有明3-11-1
【受賞ロボットの合同展示】
日時:令和6年9月18日(水曜日)~20日(金曜日)10時00分~17時00分
場所:東京ビッグサイト 第6ホール内(J-35)
【参考】
Japan Robot Week 2024
日時:令和6年9月18日(水曜日)~20日(金曜日)10時00分~17時00分
場所:東京ビッグサイト
主催:一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社
重要な記事
最新の記事
-
震災から1年 能登復旧遅れ 倒壊家屋なお 地域喪失 他人事でなく(2) ジャーナリスト・青木理氏【2025国際協同組合年 どうする・この国の進路】2025年1月8日
-
330万羽が殺処分対象 鳥インフルエンザ 衛生管理徹底を2025年1月8日
-
農政 大転換の年へ 江藤農相2025年1月8日
-
「協同組合基本法」制定めざしシンポジウム 1月28日 JCA2025年1月8日
-
価格転嫁拒否は「違法」 公取委が日本郵便を指導 運転手の待遇改善、物流維持に不可欠2025年1月8日
-
おもしろうてやがて悲しき「楽しい日本」【小松泰信・地方の眼力】2025年1月8日
-
米を民間輸入 卸「関税払ってもペイする」 背景に深刻な不足感2025年1月8日
-
年頭あいさつ2025 各団体まとめ2025年1月8日
-
鳥インフル 米カンザス州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月8日
-
売り切れ必至の人気商品「"のむ"りんご」 JAタウン「おらほの逸品館」で販売開始 JA全農あきた2025年1月8日
-
農林中金 農業経営の情報プラットフォーム「AgriweB」を子会社2025年1月8日
-
適正な価格形成に向け消費者に情報発信 全農賀詞交換会2025年1月8日
-
栃木米アンバサダー U字工事が登場「とちぎの星」PRイベント開催 JA全農とちぎ2025年1月8日
-
「冬土用未の日」で新たなマーケット創出へ 企業・団体と連携 JA熊本経済連2025年1月8日
-
100周年記念キャンペーンを開催 井関農機2025年1月8日
-
食料自給率向上へ 新ブランド『和小麦』立ち上げ Pasco2025年1月8日
-
茨城県桜川市発「霞ヶ浦キャビア」で地方創生と農業の未来を拓く挑戦 クラファン開始2025年1月8日
-
「第21回都市農業シンポジウム」開催 東京都日野市2025年1月8日
-
「AJINOMOTO オリーブオイル」シリーズ400g瓶 容器を軽量化 JOYL2025年1月8日
-
特産品「蔵出しみかん」新パッケージ『冬眠みかん』で市場拡大 和歌山県海南市2025年1月8日